数学者の頭の中

「数学のノーベル賞」と言われる栄誉あるフィールズ賞を辞退し雲隠れしている数学者がいますね。
この数学者が解いた難問には一億円以上の賞金がかけられていましたが、それも断ったということになります。

この数学者は、あらゆる賞やポストを辞退し、母親の年金で貧乏暮らしをしているらしいです。
親孝行と思って賞金だけでももらっといたらいいのに・・・

こういう頭の良い人々の考えることは本当にわかりません。
(もし私の息子なら、ひっぱたいてでも受け取らせます)。

私の周辺にも、難しい問題を解くのが大好きな人達が沢山います。私にはとても理解できません。
(私は、最近では3桁の足し算すら面倒くさくてできない人)。

高校生の頃、「大学への数学」という雑誌の超難問解決コンテストを趣味にしている友人達がいました。
「何故そんなお金にもならないことしてるのかな~」と横目で見つつ、私はバイトに勤しんでいました(←俗人)。

その数学コンテストでいつも一位を取っていた人で、灘高生のU君という人がいましたが、
彼の名がその年の「東大合格者名簿」に載らなかったので、全国のライバル達は騒然となりました。
実はU君はまだ高校2年生だったのです! OH, MY GOD ...

大学への数学」の出題者の一人だった安田亨先生は、東大理Ⅲに合格したにもかかわらず、
医学部には進学せずに数学科に進学した人です。
もう「入試制度を弄ぶのもいい加減にしてくれ~」って感じですね。

世俗を離れているという点では、数学者って、究極の遊び人なのかもしれませんね。
この孤高の数学者ペレルマン氏は、バイオリンの名手でもあるそうです。