断熱材でゴキブリ退治?

我が家には各種断熱材が入っています。壁内には紙製やリサイクル羊毛製、天井裏にはPETボトル原料のポリエステル、そして古新聞原料のセルロースファイバー。

いずれも「どれがいいのかな~?」と迷いつつ、あれこれ試して手作業で入れてきました。
材料はたいがいメーカーに直接注文で、定価の7~8掛け+送料で買いました。
(最近では「壁は昔どおりのスカスカがよいのでは」という悩み始め、作業が止まっています)

中二階の天井裏(内寸高さ150~400mm)だけは、自分で入れないので、
業者さんに頼んで古新聞セルロースファイバーを専用の機械で吹き込んでもらいました。

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最初、天井裏全部(約10坪)をA業者で見積りしたら15万円と言われました。
そこで別のB業者に中二階の上(2.5坪)だけをお願いしたら、二人で来て半日で材工込15000円でした。
(安すぎて胸が痛いです。リピート・オーダーしなくてゴメンナサイ!)

最近その付近の壁を撤去したので、古新聞色のフワフワ断熱材があちこっちに飛び散っています。
(早く掃除しなさいって・・・)

ところで本日、この夏初めてのゴキブリさんを見ました。
今年は結構不衛生に暮らしているにも関わらず「一匹も見ないな~」と不思議に思っていたところです。

そのゴキブリさんを撲殺した主人の自供によると、妙に痩せてフラフラしたゴキブリだったそうです。
も、もしかして・・・ セルロースファイバーを食べていたのではないでしょうか?

セルロースファイバー断熱材には、難燃化のためにホウ酸がしみこませてあったはずです。
「ホウ酸ダンゴ」でもご存知のとおり、ゴキブリはホウ酸を食べると脱水死するそうです。

自然派断熱材がこんなところで役に立っていたとは、嬉しい限りです。
(ホントかな~?)

このセルロースファイバーは、複雑な形のところや狭いところにも隙間無く詰め込めて便利です。
吸放湿性があるので、通気工法のできない古い在来工法の壁や薄い和室の壁にも比較的安心できます。

ただ業者さんに頼むと、必ず内壁を外してからの施工になるので、大工事になります。
そうしないと確実に隅々まで入ったか確認できないからだそうですが、壁や床下に施工するときはビニールを張ってその中に吹き込むので、手間がかかる分、当然工事費はかさみます。

私は「天井裏から壁内に吹き込んでよ」と頼んでみましたが、断られました。
そこでメーカーさんに無理を言って一袋だけ小売してもらい、小さな隙間に手作業で詰め込んでいます。

↓だって、こんなややこしい場所に詰め込める断熱材は、ちょっと他にないですよね。

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ホームセンターで売ってほしいくらいですが、日本ではあまり普及してなくて残念です。
っていうか、なんとか家で作れないかなぁ・・・

トラックバック先の記事に、施工の様子や製品の特徴など詳しく載っています)。