理系への長い道のり

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さすがに今日のこのネタは、勤務先に見つかったらクビかも…

私は数学が全く分からないし、何も知りません。これは公理・公準。大学生のとき、自然対数の「e」をa,b,cみたいな変数のひとつだと思っていてクラス中を凍らせた人です。そこは帝大系国立大学の理系学部でした。入試の数学はなぜか6問完答したんです。もちろん中学までの知識を駆使した「別解」でしたが。

数学の授業案内などを読んでいると、「表現」「空間」「模型」「トポロジー」といった言葉も見え、「おや、分かり合える部分があるかしらん・・・?」などと考えたらとんでもない勘違い。「小数点や√やx,yなんてのは難しそうででわからんけど、『整数』ならわかるかも~(^O^)」 なんて呑気に考えてるそこのアナタ、違うんですよ! (お前やろ~)

複素函数、幅箙多様体、擬等角写像、冪零軌道、作用素環・・・なんて言葉をワープロで打ってみても、単語としては出てこなくて、一文字ずつ変換していくしかない。読み方すらわからない言葉は、手描きパッド入力!先生方の論文のタイトルだけでも、一行に3回くらい辞書を引きたくなります。

悲しいのは、英語などの語学と違い、辞書に書いてある説明を読んでもサッパリわからないということ。英英辞典ならぬ「露露辞典」「洪洪辞典」なんか引くとこんな感じなのかもしれませんね。「研究内容の紹介」欄がほとんど数式だったりする先生には、何語で話しかけたらいいんですか!?

私は入試だの専門教育だの以前に、中学の数学から挫折しているので、大学の数学については、授業科目名を理解するだけでも20年くらいかかりそうです。せめて通勤電車の行き帰り一から勉強してみるか、ということでこんな本を買ってみました。

数学専攻のポスドクさんに「こんな本読んでたらバカにします?」とコッソリ見せてみたところ、「いや、良いんじゃないですか。意外に僕でも解けなかったりしますよ…」と言ったくださった直後に、「えっ?『大学への』じゃなくて『高校への』ですか!?」と気づかれ、しばし固まっておられました。