K先生とMちゃん来る!

私の憧れの数学のK先生が、なんと今日私の部屋に来られました!たまたま部屋の扉を開けていたら、いつものように「ひょぉぉ~」と風の音のような声を発しながら、20度ほど傾いた姿勢で疾風のようなスピードで入ってこられました。←とても動きの早い方なんです

いやぁ~、新鮮な風を入れたければ、窓は開けておくものですなぁ~♪

委員会の議題で相談があったらしいのですが、結局10分ほど書類を睨みながら「ううぅ~」と悩まれた後、「私にはとても結論が出せそうにないので、皆さんに一任します」と帰っていかれました。さすがの天才数学者も、美しい数式にならない問題は解けないようで・・・。でもわざわざ来て一生懸命考えてくださるなんて、誠実なお人柄なのだなあと改めて思いました。

「サインをください!」と喉元まで出かかりましたが、さすがにそれもおかしいだろうと思いとどまり、
かわりに「素数表をください!」とお願いしてしまいました。

もう一人の予期せぬ客は、M.Yちゃん。そう、あの『爆問学問』で太田光をタジタジにさせていた、理路整然とした女子学生です。なんと理学部の2回生だったんですね~、ビックリ!哲学の話をしていたので、文学部の4回生か院生だろうと勝手に決め付けていました。

(加藤先生も文学少年だったそうですが、実は「文学好き」「哲学好き」の多い理学部です)

廊下で見かけたので、「あっ、テレビ見ましたよ~国際交流室にも遊びに来てね♪」と誘ったら、その足で「英語ランチの会」に参加しに来てくれました。優しい人です!「太田さんが関係ない方向へ話をそらせてイヤだったでしょう?」と私が聞いたら、「あれは場の雰囲気を盛り上げるためにされたのだと思います。イヤではありませんでした。」と、またもや大人の対応。いや~、テレビで見た通りのしっかりした人でした。(テレビ見て怒ってた私のほうがよっぽど子供でした・・・)

しかし、上記のような会話をいきなり英語でされて、ちゃんと問題なく受け答えできるところが「さすが京大の学部生」と言わざるを得ません。(それも、皆さん理系人ですぅ~^^; )

「英語で話すランチの会」なんて、誰も来てくれなかったらどうしようと心配していましたが、新学期早々、毎回10名以上の参加者があって椅子が足りない状態だったので、週3回に増やしました。ほっておいても、学年や専攻の違う見知らぬ人どうし、ちゃんと自己紹介してから英語で喋っています。
誰もペラペラなわけじゃないんだけど、なんとかブロークンでも楽しく会話できてるところが偉い。

「あ、そこ、日本語禁止!」なんて注意しなければならない場面はほとんどありません。一度だけ日本語が聞こえたので「誰だぁ?」と注意したら、オランダ人の留学生でした・・・笑

英作文でも、書くべき単語や表現がわからなくても、一生懸命くどくどと文章で説明してくれています。人に対する優しさみたいなものを感じるんだよねぇ・・・ここの学生さん達を見ていると。コミュニケーションの原点はやっぱりこれじゃないのかな、と見ていて感心するばかりです。困難から逃げない心、「何とかしよう」という意欲みたいなものも、皆さん共通してお持ちのようです。

私も、一生懸命勉強したら、数学がわかるようになるかな・・・?