秋田公立美術工芸短期大学

建築コンバージョンの好事例として噂に聞いていたので、出張の空き時間を利用して、バスでひとっ走り見学に行って来ました。
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昔は、引き込み鉄道のプラットフォームおよび米蔵。現在は、秋田公立美術工芸短大の作業棟です。秋田杉の大きな柱がそのまま使われています。この丸太は100年ものくらいでしょうかね。

建物の一部は、市立新屋図書館(写真)および市民ギャラリー、工芸体験館になっています。ここの先生のお話では、ガラス工芸などの作業では、高い天窓から熱気が抜けてとても快適だそうです。日本酒の酒蔵の説明展示などもあり、立派に観光資源にもなりそうでした。

この新屋(あらや)という地区には
古い街並も残っているそうですが、時間切れで断念。地方へ行ってひとつも古民家を見ないという大失態。秋田市の観光ガイド等でもっと広報してください!実は見所や美味しい名産品も多いのに、秋田県秋田市も、圧倒的に情報少なすぎですよ~

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美短生と卒業生のための「いきてくカフェ」って、どういう意味のネーミングですか?もし私が考えてる意味だとしたら、ちょっとストレート過ぎやしませんか・・・(^^); ここへ来る途中にハローワークがありましたが、美大関係者かと思った乗客の皆さん全員がそこでバスを降りて行ったのが印象的でした。

ところで、京都府長岡京市大阪成蹊大学芸術学部にも、木造ではなく近代建築ですが、似たような工場→美大作業棟コンバージョンの好事例があります。しかし立命館大学附属中学・高校に売却されてしまい、残念ながらまもなく取り壊し・建替えです。ちょうど良い場所で美大として活用されていたのに、なぜ移転の必要があるのか、理解できません。ピカピカの新しい校舎のほうが学生が集まると思ってしまう経営者がまだまだ多いのでしょうかね・・・