重文・馬場家住宅(松本市)

松本市の郊外、内田地区にある、重要文化財・馬場家住宅です。遠くに山々を望む田園風景の中に、どどーんと現れる立派なお屋敷、という感じです。農家なのか武家なのかついにわからなかったのですが、とにかくお金持ちだったらしく、凝った造作や建具がそこいらじゅうにありました。ご紹介するのは、ほんの一例です。

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向こうに見えているカラフルなものは、この地方独特の七夕飾りだそうです。もっと大型のリアルな人形も多くて、ちょっと変わった雰囲気でした。

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お野菜を縁側にお供えしている家も沢山ありました。書院と外の広縁は、こんな感じになっています。(写真左)

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松本市内の旧市街地はがほとんど焼失したとかで、お城に近い「中町通り」に蔵の街並みの一部が残っているだけです。

そんなわけで、20年以上前に青春18の旅で東京から京都へ帰る途中で立ち寄ったときにも、3時間程度の乗り換え待ち時間で、松本城と開智学校という主要観光地を制覇できた記憶があります。

馬場家は、車が無かったら到底来られなそうな場所だったので、半ば諦めかけていましたが、「ここはどうしても見ておきたい!」と思いが捨てきれず、地元の先生を強引にお誘いしました。

特に建築に興味があるわけではないのに快くお付き合いくださった、M先生、F先生、そしてボス、写真を撮りまくる私を辛抱強く待っていただき、本当にありがとうございました!

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