お家ウォッチング

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バスに乗っていると車窓からいろいろなお家が見えます。
これはスゴイなぁ・・・桜の季節、というよりはストロベリー・チョコ?

かつて神戸に、世界に冠たるモダニズムの巨匠・安藤忠雄先生の初期の作品(もちろんコンクリート打ち放しだったはず)が、施主の都合でコテコテのピンク色に塗られていた物件がありました。建築・庭園ガイドをしていた頃、「ピンクのアンドー」は海外建築家等の間で人気見学希望物件のひとつでした。震災以後、どうなっているか知りませんが・・・

このピンクのお家はもしかして30年くらい前に大流行したセキスイハイムではないでしょうか?
工場で完成させた7.5畳大の「お部屋ボックス」を現場でどんどん積み上げていく、という最先端の(?)プレハブ住宅でした。

数年すると外壁が薄汚れて悲惨な状況になっている物件をよく見かけますので、外装リフォームしたいお施主様も多いことでしょう。でもなにせ特殊な形のボックスなのでサイディングを貼るのも難しそうだし・・・と心配していたら、なんと大胆な「ペンキ塗り塗り」解決法!
ヨドコウ(イナバ?)の物置まで徹底して塗りこめてあります。お見事!

私がいない間にバタ臭い洋風な家が増えて、大変驚いています。スタッコ塗やロートアイアンの外構なんてちょっと前まではカフェか輸入品の雑貨店くらいにしか無かったのに、今ではどこの建売も「サンタフェ」みたいになってるし、松下電工あたりの大手メーカーもその路線の既製品をバンバン出してます。

写真右のお家も、「これなに?」と念のため確認しましたが、表札が出ていましたのでどうやら普通の民家のようです。ドイツかどこかへ来たような錯覚に襲われます。でもせっかくここまでやるなら、ブロンズ色アルミ製のカーゲートは何とかしたいですが・・・。

ところでこれ、どちらも京都市内なんですよ!!!