ファットジエム・木造の大教会

ハノイ研修中の一日、実測作業を頑張って早く終え、引率の先生に強くお願いして、Phat Diemの木造大聖堂を見学に連れて行っていただきました。ハノイから150km、ジャンボタクシー(運転手付きレンタカー?)で、3時間ほどの道のり。途中、ニンビン(古都)を通り過ぎ、「陸のハロン湾」タムコックの船着場の畔で昼食。田園地帯や小さな町をいくつも通り抜け、19世紀後半の建築、東南アジア最大規模だという教会に到着しました。

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伝統木造建築の大工さんがそのまんまの技術でカトリックの教会を作ったもので、石造+木造、あらゆるところに越洋折衷様式が見られます。私は残念ながら気づきませんでしたが、マリア様もアオザイを着ているそうです!

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写真では大きさと迫力が伝わりませんが、この柱が、目分量で直径80cmくらいあります!樹種はわかりませんでしたが、おそらく広葉樹で、密度が高くいかにも堅そうな木でした。

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見学していたら、15時くらいから、人々が次々と入って来て、ミサが始まりました。
仏教の声明のようにも聞こえる聖歌を歌っていましたが、こちらの教会のオリジナルだそうです。

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19世紀の大工さんのディティールは迫力でしたが、修理はアバウトですね ^^; 貴重な建築なので、修復が適切に行われて維持されることを祈ります。この本堂(?)は数年前に一部修理を行ったそうですが、それ以外は結構崩れかかっていました。

特に運河沿いなどは、ウォーターフロント開発したら名所になりそうでした。ニンビン(古都)からここへ向かうまでの道もなかなか魅力的でした。

(2011年9月7日)