8月15日の奈良

今日は盆踊りの櫓を思い切って休ませていただいて、関空からお迎えしたお客さんと一緒に、奈良へ行ってきました。

まずラッキーだったのは、JR駅から三条通へ少し入ったところに、「かえる庵」さんという、素敵なおそば屋さんを見つけたこと。

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戸隠の10割そばで、お店の雰囲気もとても良く、美味しかったです!地酒もよりすぐりを揃えているようで、今度はもっとゆっくり、と思いました。高品質なのに気さくなお店で、お値段も有名店の4分の3程度、並ばなくてすみます。奈良ではいつも食べるところに困っているので、これからは贔屓にさせていただきます。

その後、猿沢の池に向かって三条通を歩いていたら、餅つきの実演販売もありました。町内会ではいつもしていますが、プロの餅つきは初めて見ました。凄い迫力でした。

そして猿沢の池まで出てくると、思いがけず小さな人だかりがありました。ここから大文字が見えるのかしら、と思って聞いてみると、そのようでしたので、ここで待機。8時ちょうどに点火が始まりました。ウォーという歓声と拍手。

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京都のよりも歴史は浅く、文字もひとつだけですが、風格のある綺麗な大の字を、猿沢の池畔からゆっくりと見せていただきました。満月も隣に並び、素敵な図でしたよ♫ (写真には写っていませんが)池畔で眺めていたら、83歳の親切なご婦人が、近くの名所について色々と話してくださいました。

6年前に飛火野から見たときには、雨にも拘わらず、歩けない程の混雑でしたから、偶然見つけたここは、混み具合と見え具合と言い、ラッキーな穴場スポットでした。お馴染みの興福寺の五重の塔もライトアップされており、猿沢の池の南畔を一周すると、二倍楽しめます。

それから春日大社の参道の万灯会を通り抜け、東大寺の大仏殿へ向かいます。

年に二度、お盆と正月のみのご開帳(外からお顔が拝める)特別な日です。仕事の都合でもうお盆には来られないというお客さんのため、今年、是非とも行きたかったのです。

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柱の穴くぐりで、さんざん並んで待ち、ボスの写真を撮ってあげようとカメラを構えていたら、心ない人々が前を遮って写せないという嘆かわしい出来事があったことだけが玉にキズ。

(マナーの無い観光客や、穴にひっかかって時間取る大人の挑戦者、禁止してもらえます??)

しかしとりあえずこの万灯会は、震災関係で外国人観光客が減ったせいか、有料化のせいか、前回の長蛇の列の混雑はどこへやら、ゆっくり見る事ができました。「京都ならタダやぞ」などと有料化について騒いでいる観光客もいましたが、警備員さんも多数出動で電気もつけて経費がかかるのですから、有料で当たり前です。(京都でタダのところなんて私はどこにも知りませんが・・・?)

最後の締めは、西名阪で大阪に戻り、お馴染みの「ちょっと」さんで乾杯。初めての外国人客とのことで、混んでいたのに、とても親切にしていただきました。もし盆踊りに行っていたら、閉店に間に合わなかったでしょう。直前まで諦めていましたが、今日は思い切って奈良に行って本当に良かったです。

明日は京都の五山の送り火で、また頑張りますよ~