中国準備その2

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複数の締切に追われつつ、北京行きの準備などしております。

海外に行くのがこんなに楽しみなのは久しぶりです。半分読めるような読めないような簡体字の資料を見るだけでワクワクします。

「友情链接」って何じゃい・・・ああ、「リンク」ですか。
「问題解答」はFAQ・・・たまらんなぁ!

ちなみに「ENGLISH」は、一見インタラクティブで実は全く役に立たないページへ飛びますので、時刻表等を知りたければ、「乘车指南」のページを解読するしかなさそうです。

しかし、中国はなかなか手ごわいです。まず、学会の日程が、さりげなく、連絡無しに変更されていました!!!!! 真っ青になって、主催者である北京大学の担当者に問い合わせると、「ああそれね、清華大学と相談したら、日程が変更になったんですよ。Sorry.」って平然と・・・。

あのねー、私は変更不可の早割航空券(PEX)を買ってしまっているんですよー!(公費出張なのにそんな不便な券を買うことになったいきさつは、またいずれお話ししましょう)

「元の旅程でも講演は十分にできるじゃないですか」とこちら側の担当者は言いましたが、私は、最終日の会議終了後の「市内見学ツアー」をとても楽しみにしていたのです。結局、泣く泣く自腹でキャンセル料2万円也を支払い、新しい航空券を買い直しました。(早割券だったのが不幸中の幸いで、旅行代理店の格安券だったら、キャンセル料は4万円でした)。自腹で払った2万円分はたっぷり楽しませてもらいますよ~

次に困ったのが、グーグル地図に載っているホテル等の位置がやたらと間違っていることです。あれ、投稿者が記憶に基づいて載せてるだけで、誰もチェックしてないのですね。同様に、全世界的なホテル予約サイトが提供している地図も、かなりの頻度で間違っています。地球の○き方等のガイドブックに載っている地図は、間違いだらけなので端から信用してません。

それにしても、ネット地図間違いの頻度が中国は高いように思えるのは思い過ごし?とにかく、中国語の名称・住所と英語の名称・住所と両方を使って確認しないといけません。

さらに困るのは、日本のガイドブックには、地名や名所旧跡名が漢字でしか書いてないこと。ネット検索で出てくる名称はほとんど英語なのに、どうやって探せっつーの???たとえば、「頤和園=The Summer Palace」わかりませんよおおお!

日本の観光地も事情は同じですが(たとえば西芳寺=The Moss Temple)、中国の場合、ホテルの名前ですら、現地語と英語で全然違うのです。たとえば、北大博雅国际会议中心=Lake View Hotel。こんなもの、どうしたら察しがつきますか?中国名では「ホテル」とすら言っていません。さすがに中国語版HPと英語版HPで宿泊料が違うというようなことはありませんでしたが・・・^^;

会議終了後に延泊する一晩は、市内中心部の、築300年の「四合院」の宿に予約しました。何せすでに2万円も自腹切ってるんですから、少しは自分の用事も足させていただかないと、ね。

四合院=中国北部伝統の、風水に基づいた中庭ぐるり形式の町家。

中国北部の地域建築に見られる「カン」を実際に使っている部屋はどうしても見つかりませんでしたが、この宿は、場所も比較的便利で、建物も真面目に修復してあるようなので、とても楽しみです。

※ カン(Kang). 中国北部伝統の、かまどの余熱を用いて暖めるオンドル式のベッド

しかし、油断は禁物。まだまだまだまだ、思いがけないサプライズ試練が待っていそうな予感です。