鴨川をどり

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先日の都をどりに続き、先斗町の「鴨川をどり」を初めて観せていただきました。

お茶席の後、舞台を拝見、という流れは同じ。お菓子皿をおみやげにいただけるのも同じ。しかし先斗町歌舞練場では、祇園甲部のようなお庭ではなく、鴨川の風景を眺めながら開演を待ちます。これは、鴨川のほとり、三条大橋のたもとにあるという、立地の違いによるもの。

さて舞台ですが、何が違うって、芸舞妓さん達が踊りながら歌い、台詞を言うのです!都をどりでは、歌と台詞は地方(じかた)さん達にお任せで、芸舞妓さん達は踊りのみでした。

舞台美術のセットも衣装も、鴨川をどりのほうが涼やかな色合いで現代的な印象。まあこれは、桜の4月(都をどり)と菖蒲の5月(鴨川をどり)という季節の違いかもしれません。

日本舞踊のことは全く知りませんが、都をどり(井上流)に比べて、鴨川をどり(尾上流)のほうが、リズミカルな動きが多く取り入れられているようにも思いました。また鴨川をどりでは、脚本的にも、笑いを取るようなユーモラスな場面も多いのです。

また英語の解説が充実しているせいか、外国人客が多いような印象でした。先斗(ぽんと)町という地名も、ポルトガル語のPONTOから来ているというくらいで、国際的?

ただしこちらのほうが地方さんの数が不足しているらしく、前半は録音テープを使用。後継者不足でお困りなら、習いに行こうかしら・・・

この日は、舞台を拝見した後、お食事から飲み会へとお供させていただきましたが、二次会にはなんと、この日の舞台で主役を勤められていた芸妓さんが来てくださり、ビックリ。素顔のとってもおきれいな方で、品格があって、すっかり見とれてしまいました。すでに二十ウン年のキャリアって、そんなお歳にはとても見えませんけど!?

それにしても、芸妓さんというお仕事は大変ですね。1日に3セットの大舞台を勤めた後、夜遅くまでお馴染み客の宴会にご挨拶回り、本当にご苦労様です。

機会があれば是非、京おどり(宮川町)と北野をどり(上七軒)も観に行きたいです!