足立美術館

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大阪から、近畿道中国道米子道を飛ばして三時間半。

Journal of Japanese Gardening という雑誌の人気投票で6年連続1位の座を守っている、島根県安来市足立美術館にやって来ました。

桂を抑えて1位ですよ!有り得ますか?

と疑心暗鬼バリバリで来ましたが、ある意味納得できる、素晴らしく手入れの行き届いた庭園でした。50人の職員全員が、朝一番に全員で庭掃除をするそうで、入社試験には竹ボーキの使い方実技も出るそうです。なんと正しい考え方でしょうか!

大阪の豪商・足立全康が、趣味で買い集めた日本画で故郷の安来(やすぎ)に恩返しをしようとこの地に建てた美術館だそうです。庭園をゆっくり見せてから日本画を見せるという趣向も足立翁ご本人のプロデュースだそうです。特に横山大観のコレクションが充実していて、美術のほうもかなり楽しめます。(って、そっちが本来の目的では…?)

田舎だけあって借景も完璧。というか、なんと借景の中まで手間暇かけて手入れしています。庭をベストコンディションで見せるための労力も予算も全く惜しんでいない様子です。

そのため入館料は2200円と割高ですが、Webサイトから割引券も取れますし、学校が休みの土曜日は小中高生は無料です!(当然、子供らも連れて行きました)

しかも外国人は常に半額で、通常350円の案内冊子まで無料でもらえます。これで外国人がますます増えて日本一の冠が維持できればお安いものか…

さすがは大阪の豪商です!