PUNCH! live in 京都
その場でサンプルした音をループさせる機械（あれ欲しいなあ～）を駆使しながら、
「パンチパーマチリチリ」、「ビートでステテコ」など、オモロイ曲の数々を披露してくれました。
一方で篠笛でのNAIMAは、あまりにも「和」テイストになっていて、聴いているうちにコルトレーンの曲であることを忘れてしまったほど。江藤さんも、普通のドラムセットであの雰囲気を出せるのは大したもんだと思いましたが、ご本人に聞いてみたら、和太鼓の心得は全くないそうです。この方もきっと、ドラムセットを身体の一部に備えて生まれてきた、天才肌の方なんでしょうね…
岡さんがフルートを吹きながら同時にスキャットをするのは初めて拝見しましたが、これもニューヨークの大道芸で「荒稼ぎ」しながら培った技でしょうか？そのマルチタスキングなステージングは近藤等則さんに通じるものを感じさせましたが、岡さんのほうが何かと笑わしてくれるし、観客が入って行きやすい気がしました。
でも、たった２人でこれだけ聴かせるのは、演奏そのものの技術レベルが半端じゃないから。冗談やってるみたいで実は、「さすがベテランだ～」と唸らせる安定した技巧と深い音なのでした。岡さんは、京都ＲＡＧは20年以上ぶりの出演だそうです。関西での知名度は低いかもしれませんが、しっかり新しいファンの心をつかんだようでした。江藤さんはもう少しちょくちょくこちらに来てはるようで、常連らしきファンの方が多数見えました。
日付入りでＣＤにサインをしてもらい、誕生日だったので、とても良い記念になりました。ありがとう！
Punch!Duo
岡淳（おか まこと）http://www.oka.net/
江藤良人（えとう よしひと） http://www.paw.hi-ho.ne.jp/eto-drummer/
