兵庫県立芸術文化センター

始めて行きました、兵庫県立芸術文化センター

全国メジャーな指揮者を舞台監督に迎え、オペラ、バレエ、管弦楽、演劇と豪華な演目をかける一方、兵庫県の地元出身の若手音楽家も積極的にフィーチャーし、自前のオケまで抱えて演奏家を育成。

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アッサリ仕上げつつも風格を失わないディティール、使い勝手も問題なし、さすがは日建設計さんです。私的にはお高くて入れませんでしたが、良さげなレストランも併設されてありました。そしてこの立地・・・特急停車駅の目の前です。この日も、大ホール、小ホールともに大変な賑わいでした。

兵庫県って、やっぱりお金持ち?それとも、経営センスの違い?と思ったら、音楽好き一族の血を引く阪急電鉄さん他、企業もかなりの支援をされているようです。うちの子の通っている学校の経営から手を引いたかと思ったら、こんなところにお金を・・・ブツブツ

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私は、小ホールで大西順子さんのソロピアノのリサイタルを聴きました。残念ながらギリギリで鍵盤は見えない席でしたが、上から覗き込んで聴けるB席も悪くなかったです。(美しいお姿を写真におさめたい衝動にも駆られましたが、結局、このような気の弱いことに・・・)

大阪シンフォニーホールよりもグラスワインとアイスクリームの価格が高いのは解せませんでしたが、一応バーもあり、さらになぜか地元の酒造メーカー「白鶴」さん提供の日本酒無料試飲サービス^^

座席指定・チケット予約・支払いもオンラインで簡単明瞭です。これでチケットの当日受け取りさえさせてくれれば文句ないのに!(窓口に行けない遠隔者は郵送扱いのみで、郵送料400円も取られるんですよ~ >o< )

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せっかくの計算しつくされた建築照明を台無しにする、バカの一つ覚え、青いイルミネーション。つい綺麗に撮ってしまいましたが、現物を見ていただけば、もっと煩くて邪魔な様子がわかります。LEDを使いさえすれば「良いことをしている」と勘違いしているかのような人々が多くて困ります。さらに駅への連絡通路には、昼光色蛍光灯照明とX'masライティングという意味不明の併用・・・もう、冬はどこもかしこも電飾しないといけないみたいな強迫観念、やめましょうよ。せっかく頑張ってるのに、お隣のパチンコ屋の電光看板が残念!

しかし、阪急西宮北口駅前の夜景は、関西一円の他のメジャー駅よりはまだずっとマシでした。最近、西宮球場の跡地にできた阪急西宮ガーデンズも、なかなか賑わっているようです。藤井寺球場の跡地もあんなふうにしてくれていたら・・・と一瞬考えましたが、購買住民層を思い、却下。

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「Izumiya」の安っぽい赤いロゴを「阪急百貨店」のクラシカルな白いロゴと見事に中和させる、ほどよい桃色の照明を完璧な分量とバランスで生かした上品な建築です。(調べるのに手間取りましたが、設計・施工は「やっぱり!」の安井設計&竹中工務店

近鉄百貨店が天王寺に日本一高層な店舗を建てたところで、結局趣味の良い建築には勝てませんね。そもそも、天王寺に超高層という発想が理解できませんが。

阪急西宮北口の駅に入ると、改札内にも書店やらカフェやらあり、電車を待つ間も楽しい感じです。(特急発車駅の改札内売店も設けないアホ京阪電車、少しはこの経営センス見習ってや~)「待ち合わせするとき、自分らは『天王寺』とはよう言わんが、北大阪人は『西宮北口』と平気で言う」南大阪人は日頃からこんなふうにボヤいていますが、いや~、こんなところなら喜んで来ちゃいますよ。

人生(沿線)は不公平だな~
やっぱり、1000万と3000万の違い(=住宅の価格差)なんでしょうね。