イブの夜~ボス頑張る

夜7時頃、ボス(娘)がポツリと言いました。
「サンタさん、ちゃんと来てくれるかなぁ・・・?」

しまったぁぁぁ!!!
今年もまた、プレゼントを買うのをすっかり忘れていました。

私:「んー、明日の夜あたり、来るんとちゃうか?(汗)」、
ボ:「けど今日がイブやろ。来るとしたら明日の朝やんけ。」
私:「でも、うち、煙突ないしなぁ・・・(大汗)」
ボ:「どこの家にも、見えないところに必ず煙突があるって、保育園の先生に習ろたで!」
私:「センセ~!(悲鳴)」

と、子供も5歳くらいになるとなかなか誤魔化せません。今から本人を連れて買物に行くわけにもいかないので、会社にいる主人にメールをしました。「何か帰りに買ってきて!ウサギのぬいぐるみとか言ってた気がするけど、この際もう何でもいい!」。メールで連絡がつくとは限らない人なので、娘のほうには一応、「ちゃんとサンタさんにお願いしてへんから、今年はあかんかもな~」と言い含め始めておきました。「サンタさんはフィンランドから来はるから、日本行きの便はもう出発してしまった後かもしれへん」とかなんとか、しょうもない予防線まで張りながら・・・

しばらくして、トゥルル~♪と、ト○ザラスにいる主人から電話。

夫:「ウサギのぬいぐるみ、ピンク色の大きいのしかないけど、これでいいかな?」
私:「いいよ、いいよ。あー、よかった。」
夫:「プレゼント、ひとつだけでいいかな・・・もっと何か買おうか?」
私:「ひとつで十分!!!(バカ父親め)」

声を潜めて電話している母から少し離れたところで、ボスは何やら熱心に絵を描いています。しばらくすると、紐をつけたその短冊をツリーにかけていました。(ちなみに、ツリーの電飾も、彼女が一人でせっせと飾りつけをしました)短冊には、「さんたさんへ。うさぎのおにんぎょうをください。○○○(署名)」そして、ウサギの絵はピンク色に塗ってありました。ヨッシャー!

はるか上空を飛んでくるサンタクロースの目につくようにとの配慮からなのでしょう、「さんたさんへ」の部分は、太く濃く大きな字でビシッとレタリングがしてありました。

夕食の準備の間も、部屋の片付けやらテーブル拭きやら、セッセと動き回って働いてくれます。どうやら、「おりこうさんにプレゼントが来るの法則」にのっとり、着実に実践している模様です。さらに夕食後には、「サンタさんにお茶あげたいねん」と、カードを添えたお茶をテーブルの上に「お供え」し、ようやく安心して眠りにつきました。

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「人事を尽くして天命を待つ」とはこういったことを言うのでしょうか。ボスの徹底した仕事ぶり、接待の心得に、改めて感心させられました。その熱意はきっとサンタさんにも通じ、朝起きたらピンクのウサギが届いていることでしょう。

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