京都、秋の特別拝観シーズン

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春は忙しくてどこへも行けませんでしたが、またこのシーズンがやってきました。
(通勤電車が観光客のおじさんおばさんで混雑して困るんだけどさ~)

中でもお勧めはやはり、5年ぶりに公開の大徳寺本坊でしょうか。同じ敷地内に、昨年の特別公開でご紹介した黄梅院]や真珠庵もあります。ただし、本坊は11月3日(祝)、黄梅院は11月7日が休みですので、ご注意。また黄梅院に関しては、古文化保存協会の企画とは別に、京都春秋事務局とかいうところの主催で、10月11日~30日、11月11日~12月7日も公開もしているみたいです。http://www.icom-kyoto.co.jp/ こちらだと600円で、興臨院・総見院と3寺共通券は1500円だとか。ややこしいなあ~ >o<
見学する人が混乱するじゃないですか!お知らせを作る者の身にもなってくださいよ・・・

ちなみに鹿ケ谷の法然院は、古文化保存協会主催ですが、11月1日~7日という変則開催。こちらも普段は非公開ですのでお勧めですが。

古文化の今回の目玉は、ともに本邦初公開の、神護寺大師堂と、金戒光明寺阿弥陀堂・山門のようです。神護寺は車がないとかなり厳しい立地ですが、見たこと無いので、是非行ってみたいですね~

今朝のNHKニュースでも紹介していましたが、銀閣寺(正式名称:慈照寺)の特別拝観もある模様。普段は団体予約でないと上がれない本堂と東求堂(写真)と弄清亭の内部を、予約なしで拝観できます。10月4日(土)~11月30日(日)。もう始まってますね^^; 通常入山料500円の他、特別拝観料金1000円かかりますが、追加料金の価値は十分にあると思います。堂内から眺めてこそわかる、の書院の庭のデザインでしょう。また、東求堂の内部の造作や、北側の窓が作り出の掛け軸のような眺めも、一見の価値ありです。

慈照寺さんは人数の少ない団体で申し込むと断られたりするので、是非この機会に。また弄清亭は通常2000円ですが、そんな価値はないと思うので、是非お安く設定されているこの機会に。現在は観音殿、いわゆる銀閣は補修工事中のようですが、ここはいずれにせよ外観しか見られませんし、工事が終われば外観はいつでも見られますから、またの機会でよろしいでしょう。内部を一通り見終わったら、お庭の東側の山腹まで上がって、京都の街を一望してからお帰りください。

もうひとつの大混雑の原因は、11月12日(水)~11月16日(日)の京都御所特別公開。無料。

ここは桂や修学院と違って比較的予約が取りやすいので、何もこの時期に行かなくてもと思うのですが、わずらわしい申し込み手続きも不要ですし、ついでに訪問されてもよいのではないでしょうか。

これら以外にも、京都中のあちこちのお寺で特別公開をやっています。ライトアップにはやや懐疑的な私ですが…明日の日本庭園・建築の講義は、急遽予定を変更して、これらの庭を紹介するつもりです。