公共の宿は高いね

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先日出張した時の話なんですが、会議場の宿泊棟が満室とのことで、何名が同じ敷地内のユースホステルに案内されました。ユースとはいえ個室ってことでと喜んでいたのですが、やっぱり『ユース』は青少年向けなのかなあ~と思い知った次第。

・チェックアウト時は室内清掃、シーツはキチンと畳んで返却のこと
(朝出かける前のクソ忙しい時にメンドー!)

・室内は飲食厳禁
(み、水もあきまへんか?!)

・チェックインと風呂は17~22時の間のみ
(夜遅く帰ってくるような『大人』は風呂にも入れてもらえません、ってか?)

…と、うるさいこと、うるさいこと。

だいたい、ユースって国際的な宿のはずでしょう?風呂は夜だけって、朝シャワー浴びる習慣の外人さん達、大丈夫なのかなあ・・・。おまけにこのユース、位置的には最寄駅の目の前なんですが、そこにはなぜかアクセスがなく、グルッと回って守衛さんのいる正門を通り、敷地内を10分ほど歩かないと玄関にたどり着けない設計。だいたいこの『青少年センター』は、建物も含めて全体に『いかにもバブル期』というか、ポストモダン的趣味の、無駄の多い設計でした。誰ですか、設計者は?

さらにYHのサインがどこにもなく受付の場所もわかりにくく、それだけでもストレスな上に、深夜、緑深く真っ暗で人気の無い公園のような敷地を歩きながら、ほとんど死を覚悟しましたよ…これで一泊3600円(会員3000円)は東京にしては安いんでしょうかね?『ガイジン・ハウス』(格安ホステル、外国人客が多いことからこの呼び名)なら2500円からありますが。横浜の『ホステルね○の木』なら、ピカピカの清潔な個室、美味しい朝食付、タオル付で3000円です。リネンや掃除ももちろんやってくれるし、各部屋にネット完備、冷蔵庫付きです!

一方、ユースは宿主を『ペアレント』なんて呼ぶことからも分かるように、教育的配慮がいっぱい。『学校の先生キャラ』な人もいて、到着するなり注意事項を延々と聞かされて驚いたこともあります。地方へ行くと、ユースホステルが唯一の安宿チョイスだったりすることも多いですし、本物の『青少年』には安心で心温まる宿だったりすることもあるので、一概には言えないんですが・・・

しかしなぜか、場所が不便であることはほとんどのユースに共通してますね。ここ(代々木)みたいに、せっかく駅前なのにわざわざ不便にしてるのは、ユースのポリシー???

競争のある場所でもともと民間な施設と比べると、『公共の・・・』はどうも分が悪いですね。私は決してコ〇ズミの味方ではありませんし、基本的に〇〇民営化には反対なんですが・・・少し上のランクの宿を探してみても、『か○ぽの宿』みたいな公共の宿が一番値段が高いです。今の世の中、もっとカスタマー・サティスファクションを考えないと経営的に危ない思うけどなあ~