懲りない面々

私の大好きな阪堺電車です。こちらの沿線だったら南大阪暮らしも悪くなかったんだろうが…

ところで先日この路面電車に乗って出かけていたら、松虫の交差点付近で消防車だの救急車だのが出動して大騒ぎしておりました。何かと思ったら、また工事現場でクレーン車がひっくり返っていたのです。「また」と申しますのも、つい前日か前々日に東京で大型クレーンがひっくり返って隣のビルを直撃したニュースを見たばかりだったから。普通、そんなニュースを見た直後は、「おっとっと」と衿を正して自分も気をつけませんか？

建設業界が法に定められた安全基準など「へ」とも思っていないことは出身者なのである程度わかっていましたが、(特にクレーンなど、地盤や積載量関係の事故には全く驚きませんね…)。食品業界といい昇降機や遊戯施設の安全点検問題といい、なぜこう懲りない事件や事故が続くのですか？

日本人って学習能力ゼロなのですか？他人の死や痛みなどは何とも思わないくらい神経がニブいのですか？それともこの民族には「自分だけは大丈夫(^_^)v」という楽天家の血、あるいは「自分の身内さえ良ければＯＫ(^_^)v」という身勝手の血が流れているのでしょうか…

そうかもしれませんね。

ほんの60年前にあれだけの迷惑を周りにおかけし、自分達もあれだけの悲惨な目に逢っておきながらまだ「戦争は必要だ」と言ってる人達が沢山いるくらいですから。