ここも京都?

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事前打ち合わせに返事ももらえず、段取りの全くわからないまま、全く面識のない某外国の大学の副学長の接待を任されてしまいました。私共の大学を案内していましたが、お疲れのご様子が見えたので中断してホテルまでお送りし、一休みされている間、1時間ほど不意に烏丸御池(←何も無いとこ)で時間が空いてしまいました。

一度帰るにも中途半端なので、付近をウロウロ歩いていたら迷いこんでしまった「新風館」。旧・電電公社の洋館をリチャード・ロジャースだったかな?がリフォームした物件だそうで、建築的には賞なんかも取ってる。確かに、デザイン的には決して悪くはない趣味だし、使いやすい、歩き回りやすい点も二重丸。

それでも私の印象は、「全くコンセプトがわからない空間に突然放り込まれてキョトン」でした。一瞬、自分が今どこの町にいるのか全くわからなくなったのです。使途不明な野外ステージがあって、スクリーンには観光案内(?)や音楽ビデオが流れ…まだ明るいのに、無難なコンボジャズの次はクラブ調のメドレーです ^^;

ここのレストランでは「伏見まで行かなくても地酒が飲める」んだって。ならわざわざ京都まで来なくていいからさ、YouTubeで風景見て楽天ショップで買ったら?あとは回廊沿いに、全国区系のどこにでもありそうなショップやが並んでいます。とにかく京都らしくないので、外の通りに向かって完全に閉じてる点は、ありがとう。

ソフトが全然新しくない、ってところが京都らしくないんですよ~。わかっていただけます?わざとらしく表面的な「伝統的なファサード」なんかもムカつくけど、ここまで没・地域性な施設もちょっと困ります。これをもし東京・横浜あるいは博多あたりで見つけたならば、結構楽しめたかもしれませんが、「京都の新しいランドマーク」なんて言われるのは、私にはうなずけません。