顔の見えないラーメン店

イメージ 1博多の超有名店らしいのですが、この行列!15分待ちとのことでしたが、滅多に来ない土地でもあり、珍しく並んでみることにしました。

「麺:固め~柔らかめ、スープ:薄味~濃味、「ニンニク:あり、少々、なし」・・・etc.と細かい指定のついた注文書が廻ってきます。入口まで到達すると食券を買います。基本ラーメン650円、追加焼豚150円、替玉150円、など。(同じ博多でも長浜地区はラーメン400円、替玉50円だったな・・・)

訪れた有名人のサイン色紙は、あまりの数のためか2cmx2cmくらいのマイクロ写真となって一覧表形式のポスターに収められており、そのポスターさえ数枚に及んでいる始末。

「お2階の4列3番・4番!」と案内され上がってみると、指定された場所に「空席」ランプが点灯していました。席に着いてみると、各席が壁で仕切られて半個室状態。せっかくお連れの方がいたのに、サヨウナラ。

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店員さんの顔は見えず、手だけで、赤いカーテンの向こうからラーメンがスーッと出てきます。各席にお水の蛇口(座席左後方)がついているので、完全セルフサービス。追加は、箸袋の注文票の希望のものに○印をして、現金を添えて座席の呼び出しボタンを押す。私のようなお上品な女性が「お兄さん、ニンニク多めで替玉ふたつ~!」なんて叫ばなくていいわけ。

一切の人と顔を合わせずに食べられるこの「味集中カウンター」システム、特許出願中だとか。赤いカーテンに書いてあるのは「同伴者を待たずに熱いうちに食べてください」云々の能書きです。

皆さんはどう思われますか、こういう飲食システム?
私は周りに誰がいてもいなくても、ラーメンくらい集中して食べられるけど・・・(笑)

岸惠子さんがラーメンが食べたくなった時は行きつけのブティックに出前してもらってたそうですが、確かに、大女優や皇族(!)等がお忍びで利用するには便利かもしれませんね。しかしあのサイン色紙ポスター、こんな状況で、誰が食べに来たかどうしてわかったんだろ?

好みを細かく指定できることで、『薄味のこってり』スープにできたところは良かった。最初の麺を「超固め」、替玉を「基本」でオーダーしたのに、全然違わなかったところは不合格。

仕入れや工法は本社で一括管理できるが、現場の仕上げまでは非熟練工のバイト君には指導しきれない。ま、チェーン店ですから、そんなところでしょうな。「博多ラーメン・一蘭 http://www.ichiran.co.jp  本日9月2日から、大阪・道頓堀店がオープンだそうです。

ええぇぇーっ、博多でわざわざ並んだ私はアホ!?