八塔寺ふるさと村

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国宝・閑谷学校見学の後は、JR吉永駅前のスーパーで食料を買い込み、八塔寺ふるさと村へ向かいました。村から20km以内には食品店も日用品店もありません。八塔寺でのアクティビティは、高顕寺さんで、ご住職様の直々のご指導の下、蕎麦打ちを体験。皆で一緒に作ったので太いのや細いのやいろいろ。形は不揃いでも出来立ての打ち蕎麦は美味しい!

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夕食は、お寺で精進料理をいただく人達と、ヴィラで自炊をする人達に分かれました。TVドラマのロケ隊(含・ビートたけし)が来ていたせいで食事の支度がかなり遅れていましたが、待っている間、能研究会に入っているという学生が能を唄い舞ってくれて、皆、拍手喝采。さすが京都だけあって(?)能関係のサークルはいくつもあるそうです。

写真の精進料理は、基本コース2700円です。食事だけの予約も受けておられるようです。「アナゴもどき」は正体がわかりませんでしたが、レンコンだと聞いて「あ~、納得!」

食事の後は、宿舎の前庭で花火大会とお喋り。もうすでに皆打ち解けて盛り上がっていました。男性陣が泊まった八塔寺国際交流ヴィラは、古民家を移築した外国人専用の宿泊施設です。隣家に住む管理人さんは必要なときだけ見えるので、貸切にすれば我が家のように気楽に自由に過ごせます。13名分の布団・シーツ・浴衣・タオルがあり、キッチンには自炊道具も完備しています。五右衛門風呂(給湯器つきでeasy!)や洗濯機、無料貸し自転車まであってなんと一泊3000円!(日本人の方は、外国人同伴の場合のみ利用可)

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翌朝は、老体に鞭打って、標高538メートルの八塔寺山ハイキングに同行。山道沿いに、写真のような石仏が88体あります。茂みに囲まれて眺望がないため、そこが山頂だとは気づきにくいのですが、その少し下の東屋の地点で絶景が広がります。

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高顕寺の裏から登ると山登り気分満点ですが、かなり歩きにくく、迷子になりやすいルートです。石仏を順番をたどって行くのが味わい深いですが、辛い場合は日吉神社前から林道の往復がラクです。国際交流ヴィラの裏の日吉神社は、いかにも、大昔の日本の鎮守の森といった風情。苔むした石段を上ると、シ~ンとした幽玄な空気の中、樹齢700年の大木と、古びながらも立派な社があります。この神社も高顕寺さんも、創設から1300年以上です。

さて、山を下りて宿舎に戻ってみると、その散らかりよう!チェックアウト時間までに片付けとけと言ったのに!「なぜ私が君達のシーツや調理器具の後片付けを?」とブツブツ小言を言いながら、時間も無いのでしかたなく引率教員が家政婦に。

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和意谷陶芸村は非常にわかりにくい場所で、すっかり迷ってしまいましたが、携帯も圏外。ガタガタ山道を行ったり来たりバックで戻ったり、結局1時間の大遅刻で到着しました。備前の鉄土は貴重で値が張ります。(一人3000円)予算の関係で前日までどうしようかと悩みましたが、結局、全員に土ひねりを体験してもらいました。みんな熱心にやってくれたので、奮発して良かった~

備前地方では陶芸体験のできる場所は沢山ありますが、ここは登り窯を3機備えた本格的な窯元の作業場。作家の先生が、手取り足取り教えてくださいます。7台の電動ロクロに学生が15人なので、上手く順番を回してもらうのに気を使いましたが、なんとか全員無事にそれらしい作品を仕上げました。次回の火入れは11月だそうです。楽しみですね!

行きも18km渋滞でしたが、帰りもまた中国道は20km渋滞!迂回した丹波篠山経由も、京都縦貫道が運悪く事故渋滞!当初の帰着予定は18:00でしたが、結局、遅れに遅れが重なり、大学に帰着したのは21:00過ぎでした。でも皆さん、文句も言わない優しい参加者ばかり。

ありがとね!