GOING KOBE '07

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ポートアイランドで行われた震災復興チャリティーイベントGOING'KOBE'07に行って来ました。はっきり言って若者ばっかりで、私は明らかに場違いでした!でも高校生のときに友達に誘われて間違って行ってしまった「アナーキー」のコンサートに比べれば、このくらいの浮き方は「へ」でもありません。あの時は周りは全員暴走族の方達でしたから~!アナーキーの時は全員オンビートで一斉に縦に揺れてましたが、今回お目当ての「渋さ知らズ」は主にスカ風のオフビートだったので全然マシです。

リーダーの不破大輔さんが出てくると、おおーっ!と大きなどよめきと拍手。何、この人、カリスマか何かなの?私的には普通にベース弾いて欲しかったけど。隣の男の子が「キリストみたいだな」と言ってるのを聞いて、あ、そうか!誰かに似てると思ってた…それにしてもステージ際に立ち見のコンサートなんて20年ぶりくらいか…家族連れで来なくて良かったですよ。

渋さ知らズの中でも特にお目当てだった前衛舞踏家集団「とんで空静か」は満喫できました。前回は男性2名(東洋さんとシモさん)でしたが、今日台の上で踊っていた女性も素晴らしかった!前のほうで激しく踊ったりしゃもじを振り回したりしている女性達はただの「お飾り」でしたが、この舞踏家の女性は明らかに「音のない音楽」でした。

白塗りとは言えほとんど裸なんですが、人間を超越してるので全然イヤラシクもない。正直、舞台の前方のお飾りダンサーの女性達は、私的には要らないと思った。集客はするでしょうけど。シモさんは相変わらず美しかったですが、今日は東洋さんの強烈な眼と舞にノックアウトされました。やっぱりもっと小さな小屋で見たいなあ~

このイベントは入場無料なんですが、能登半島地震被災者のための寄付を募っていました。「大人」の私としては、入る際にすでに千円寄付していましたが、とんで空静かの素晴らしいパフォーマンスを見て、さらにもう千円投じてしまいました。帰り道、現金なくなってATMで下ろしたで。

イベントの後は、せっかく神戸三宮に来たので、老舗のジャズレストラン「ソネ」で軽くお一人様夕食。今度は年齢相応の場所です。今日は尊敬するフィリピン人ボーカリスト、ロアナ・シーフラさんのステージだと、予め調べてありました。完璧な発声、多彩な歌唱力、ユーモア溢れる客あしらい。時間がなくて1ステージしか見られずに帰りましたが、満喫!セットの合間に話しかけて、CDを送ってもらうことにしてきました。リクエスト曲の歌詞を度忘れされていたので後で耳打ちすると、「もっと早く教えてよ~」と怒られちゃいました。

ソネって初めて行きましたが、広くて品の良い店。横浜の元町あたりにあるクラブを思い出しましたが、チャージはたったの900円!レストランだけに食べ物もちゃんとしてるし、良いお店ですね。あの広い店を満席にするのは荷が重そうですが・・・

神戸三宮は久しぶりでしたが、駅周辺の復興ぶりは、まるで何事もなかったかのよう。まだ仮設で暮らしている人達が沢山いるなんて、ちょっと信じられない雰囲気でした。弱い人達のことも忘れないであげてくださいね。