ボーカル・クイーン・コンテスト

某クイーンコンテストの本選に出場する旨を発表したところ、「水着審査はあるのか?」といった手厳しい質問(笑)が来ましたので、少しご説明しようと思います。

水着審査はありません(きっぱり)。賞金はありませんが、賞品は食品詰め合わせとか音楽ギフト券2万円分等の他、皆さん、目的は副賞の「ライブハウス出演権」でしょうね。どうやら新人の登竜門らしいんです。一位は、米国シアトルのライブハウス出演権。ギャラ無しという点が意味不明ですが、「交通費+宿泊費支給」だけでも結構オイシイよね。

もっとも、このコンテストは凄腕のプロの人が結構出ていてレベルが高いらしいので、私などが賞を取れるなどとは思っておりませんが、久しぶりにステージに上れるだけで十分楽しみです。通常、ライブハウス等に出たければデモテープと履歴書でも持って自分で営業に行けばよいのですが、その準備にも結構な時間とお金と労力がかかります。(セクハラなんかもありそうだな~)。その点コンテストなら、自分でお金出してバンドを雇わなくてもいいし、観客を集めるノルマも無し。豪華ゲスト出演者の演奏もタダで見られる上に、ベテランの審査員からコメントまでいただけるのです。一番嬉しいのは、全国から集まった凄腕の出場者の歌が聴けること。下手なライブに行くよりずっとレベル高いから!

日本ではジャムセッションに参加したくても、店に入るだけで2000~4000円のチャージを取られるんで、金欠な事情と、「なんでこっちが金払うのさ」というツマラナイ自負もあり、足が遠のいていました。米国では「SIT IN」といって、人のライブに飛び入りで1,2曲だけ歌わせてもらうこともよくしましたが、これにも一通りの作法がありますし、そもそも、予め信用を築いていないと呼ばれません。その点、米国はシビアです。「顔」や「コネ」ではステージには上がらせてもらえません。

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ちなみにこれ、米国の某ジャズ協会の永久会員証。私の持っている唯一のゴールドカード。情けねぇ~。でも一応、プロの作法を身につけた演奏家であるという証です。それで喰えてるかどうかは全く別の話ですが、当協会主催のジャムセッションにいつでも参加できる資格証でもあります。(またもや喰えない資格がひとつ)。オーディションがあるので、一定レベル以上の参加者のみによるセッションになります。ハズレがありません。

でもここのジャムセッションへ行くには往復15万円くらいかかりますからね。クイーン・コンテストでせいぜい楽しんできま~す!