東京の寿司屋で

東京のお寿司屋さんで聞いてきた話なんですが、魚河岸の築地移転はありえないそうです。卸業者も買参人もほとんど反対してるそうですし、もし移転したら廃業する人がかなり出るって。今回の予定地に移転する場合、卸業者に多額の費用負担が求められ、払えない人が多いそうです。土壌汚染問題の他、交通が不便になることも大問題で、やめざるを得なくなる店も多いだろうって。

江戸前寿司の危機です。

実はこの話を聞いたお寿司屋さん、現都知事さんも昔からご贔屓にされている店です。「大将のツルの一声でやめるように進言して差し上げたらいかがです?」とご提案してみたら、「文句言っちゃいけねっすよねぇ。昨日も出前とってもらってるのに・・・」と大困りされてました。

さらに驚きの事実は、築地は夏に3日間も休むということです。市場の管理者は都職員なんですね。でも話は鮮魚でしょ。そりゃ、寿司屋に営業するな、ってことですよね・・・。これにはカウンター全員、「休みたいなら市場なんかやらなきゃいいのに!」と不満の大合唱。隣の席の貿易商を営んでいるという女性が、ついでに思い出して怒り始めました。「税関も何日も休むのよ。そして荷物が受け取れない上に、休みの間は保管料を取られるのよ!」と。えぇぇっ!!!そうなんですか~?今時考えられないサービス精神ですね。

東京へ行くといろいろ勉強になります・・・