ボブ
クリスマスが近づくとアメリカの知人や友人達を思い出します。
「あんなに仲良くしてたのに」と思う人でも、「去るもの日々に疎し」ですぐに音信が途絶えます。
また、中・上流階級に限った現象かもしれませんが、自分に利益をもたらす人以外とは付き合いません。
また、中・上流階級に限った現象かもしれませんが、自分に利益をもたらす人以外とは付き合いません。
そんな中で、「本当に他人想いの優しい人だなぁ」と思える人がほんの数名だけいました。
(いずれも伏字にする必要もないくらいありふれた名前なので、本名でご登場いただきました)。
ボブの一家とは子供のリトルリーグで知り合いました。
二人とも大学院生をしている配偶者(ボブの奥さん、ウチの旦那)についてこの町にやってきたこと、
そして二人とも専業非常勤講師だったこと、そして映画好きという共通点があり、仲良くなりました。
そして二人とも専業非常勤講師だったこと、そして映画好きという共通点があり、仲良くなりました。
(な~んだ、早くこうすればよかった!)
聞けば、あちらも今だに非常勤講師だそうです。
「いくらかけもちしても年金や保険には入れないんだ!」と嘆いていました。わかる、わかる!
「いくらかけもちしても年金や保険には入れないんだ!」と嘆いていました。わかる、わかる!
そして、彼もあちこちのブログやニュースレターに記事やコメントを書いています(笑)。
四十過ぎで子供を抱えて学校に戻るのは大変なことですが、その辺の就職事情も、よくわかります。
こちらの状況を書いて送ると、向こうからも「わかる、わかる!」と返事が来ました。
こちらの状況を書いて送ると、向こうからも「わかる、わかる!」と返事が来ました。
ボブの友達や家族に対する「献身的」な振る舞いは、今でも目に焼きついています。
きっと学生に対しても親身で優しい先生に違いありません。
きっと学生に対しても親身で優しい先生に違いありません。
ボブはプロテスタントの町に育った白人ですが、仏教に詳しく、タイ料理はプロ並の腕前でした。
奥さんは天然な人で、交通裁判所で「違反は認めるから罰金をまけて!」と交渉しているところを、
たまたま同時期に捕まってそこに居合わせたウチの旦那が目撃したこともあります。
たまたま同時期に捕まってそこに居合わせたウチの旦那が目撃したこともあります。
そして一家の構成は複雑でした。
3人の子供のうち、長男が奥さんの連れ子、次男がボブの連れ子、
そして一番小さい赤ちゃんだけが二人の共通の子供だったのです。
そして一番小さい赤ちゃんだけが二人の共通の子供だったのです。
でも家族はとても仲良しで、夫婦それぞれの苗字をくっつけて新しい苗字にしたりしていたので、
今度こそは生涯を共にする覚悟なのかな~と思っていました。
今度こそは生涯を共にする覚悟なのかな~と思っていました。
ボブは奥さんの頻繁な転勤や海外留学についていくため、通信教育の講師に転職していましたし、
家事や子守が得意で、子供の学校行事にも熱心、本当に優しいパパだな~と感心していました。
家事や子守が得意で、子供の学校行事にも熱心、本当に優しいパパだな~と感心していました。
しかしその仲の良い家族は、いつの間にか全米に離散していました。
☆☆☆
あ~もう12月19日か。
今年も、海外の知り合いには誰にもクリスマスカードを出せませんでした。
(年賀状も危ねぇ~な~)
(年賀状も危ねぇ~な~)
新しいメールアドレスもほとんど誰にも通知してないし、こうして忘れ去られて行くのでしょう。
ブログも英語にしようかなぁ・・・