金環蝕 (日米政界映画比較)
建設談合や汚職関係のニュースが相も変わらず多いですね。
嘉さんの出番を2時間以上待ったあげく、出演はそのワンシーンのみ、2分20秒間(涙)。
嘉さんの端役ぶりは毎度のことですが、物語も、期待を裏切る意外な結末を迎えました。
嘉さんの端役ぶりは毎度のことですが、物語も、期待を裏切る意外な結末を迎えました。
見終わった途端、いつもは穏やかな主人が「なんて後味の悪いストーリーなんだ!」とキレました。
「勧善懲悪」と「ハッピーエンド」を旨とするハリウッド映画なら、これはありえない結末です。
スッキリしたい方は是非、
「The Distinguished Gentleman」
「The Distinguished Gentleman」
(邦題:ホワイトハウス狂想曲」)をご覧下さい。
エディー・マーフィー主演のコメディですが、
代議制議会民主主義の滑稽さが鋭く描かれています。
代議制議会民主主義の滑稽さが鋭く描かれています。
(両方チェックしましたが、吹替版よりも
英語セリフ+日本語字幕のほうが2倍堪能できます)。
英語セリフ+日本語字幕のほうが2倍堪能できます)。
エディー・マーフィー演じるペテン師のグループが
とんでもない手段を使って下院議員に当選します。
とんでもない手段を使って下院議員に当選します。
(選挙運動が最高なんですが、それは見てのお楽しみに)
当選後も巧妙な手口で次々と政治資金を集めていきます。
お得意の「人種問題おちょくりギャグ」もパワー全開です。
お得意の「人種問題おちょくりギャグ」もパワー全開です。
(「華氏911」も、見ずにシカトを決め込む国民が多く、ブッシュは何事もなく再選されました)。
日本でもタレント議員やチルドレン議員が次々と選ばれ、他人事と笑ってはいられない状況ですが、
このペテン師議員は、無所属で、自分の頭を使い、一人で政界をひっくり返しました。
このペテン師議員は、無所属で、自分の頭を使い、一人で政界をひっくり返しました。
「ホワイトハウス狂想曲」は、笑い転げ、そして考えたい全ての人にお勧めしたい映画です。
しかしまあ、「金環蝕」が1970年代、「ホワイト…」が1990年代にすでに作られていたことを考えると、
進歩してないよな~、この世の中。
進歩してないよな~、この世の中。