都市部は
民主党/農村部は
共和党、北は
民主党/南は
共和党・・・と漠然と理解していましたが、
ここまでビジュアルに結果が出ると面白いです。
アメリカ人は
共和党支持者(Republican)と
民主党支持者(Democrats)のキャラがとても明確で、
「ああ、この人はどっちだな」って、少し話しただけで結構わかります。
サンフランシスコで勤めていた造園
設計事務所の経営者は、2名が
共和党、1名が
民主党でした。
(
アメリカの専門職サービス系の会社は、3人で経営していることが多いのです)。
共和党の2名はイタリア系移民2世で、ニューヨークの肉屋の息子。
(詳細は、「ロッキー」またはイタリア・マフィア系の映画を参照のこと)
二人とも苦学して、社長はUC
バークレーとコーネル大、副社長Aはハーバードを卒業し、
現場労働などで昼夜無く働きながらゼロからたたき上げ、今の会社を起こすに至りました。
共和党の二人は「あいつ一人でカリフォルニアの水不足が解決できるものか!」と笑っていました。
社長は徹底した顧客優先主義で、常に「商売とは何か」を口を酸っぱくして教えてくれました。
共和党の二人はそのままコメディアンにしたいくらい、毒が強くて面白い人達でした。
民主党の副社長Bは共働きの奥様といつも食事や旅行やお酒や買い物などを楽しんでいましたが、
共和党の二人は休みもとらず家にもほとんど帰らずに仕事をしている、という感じでした。
最初に私を安い給料で買い叩こうとしたのは
共和党の副社長Aでしたが、
「それじゃいくらなんでもひどいだろう」と値上げ交渉してくれたのは
民主党の副社長B。
でも頑張って働いたら予想外のボーナスをくれたのは、「ドケチ」で知られた
共和党の社長でした。
最初ケチだった副社長Aも、国家試験を受験するときには、素晴らしい推薦状を書いてくれました。
私は3人とも心から尊敬していました。
私は選挙権もなかったので、特にどちら贔屓でないのですが、ブッシュ支持でないことだけは確かです。
今回の
中間選挙の結果も、そんな気持ちの人が多かったということではないでしょうか。
今回、
アメリカの
民主党は戦略を徹底しています。
次期大統領選候補に名前が上がっているのは女性、アフリカ系、ヒスパニック系。
アメリカ社会の現状を見れば、そんな時代が来るのは遅きに過ぎたくらいです。
特に、「冷笑に陥るのは簡単だからこそ、我々は大胆に希望を持たなければならない」
と語る
オバマ上院議員(
民主党アフリカ系候補)の言葉には大いに共感しています。
笑われても大きく夢を持ち、理想に向かって行動する
アメリカに戻って欲しい・・・
だから、私が20代のプロ
ポーションを目指したっていいじゃないですか!!!
(↑オチが軽すぎ?)