新世界より

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大阪城です。(←ウソ)

JR・地下鉄・近鉄のターミナル、天王寺
駅前にこんな素敵なホテルができて、
太閤殿下もさぞお喜びのことでしょう(?)

濃い~大阪がここにはあります。

天王寺公園は私のいない間に有料化され、
すっかり綺麗になっていました。

本当、どなたが設計したのか存じませんが
居心地の良い素敵な公園になりました。

(有料になってから滅多に入りませんが・・・)

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天王寺動物園はとても楽しいところです。

サファリパークでは、草原でゾウやキリンと対面できます。
お笑いタレントにも、ここが好きでよく来る人が多いそうです。

天王寺駅から公園の脇道を10分程歩くと、新世界入口です。
地下鉄なら、「動物園前」もしくは「恵美須町」からスグ目の前。

公園の脇道はやはりまだちょっと匂いますので、
気になさる方は150円払って公園の中を通ってください。

新世界に入ると、ビニールシートに座り込んで
カップ酒を飲んでいるオバチャンがいたりしますが、
ここでひるんではいけません。

真ん中にそびえているのは、今年50歳の二代目通天閣
展望台には大人600円で上れます。

本物のビリケン様もここにいらっしゃいます。

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こちらのビリケン人形を始め、
「これでもか!」の店舗デザインは大阪ではごく普通です。

店名やキャッチコピーは、勿論みんな「日本一」。

建物全体がフグの形をした4階建ビルもあります。
(もちろんフグ料理店、その名も「づぼらや」)

道頓堀の巨大なカニや「グリコ」ビルなども有名ですね。
ここ大阪では、「趣味の良さ」を求めてはいけません。


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私の贔屓のたこ焼き屋「かんかん」です。
白髪をポニーテールにしたオッチャンが焼いています。

こちらは特大サイズなので8個で3百円ですが、
この界隈では普通サイズなら8個で2百円が相場です。

お祭りのたこ焼きは高いですね・・・

他にも、難波あたりに行列のできる有名店があるようです。
私は梅田の「たこ八」にも良く立ち寄っております。

新世界も表通りは大きな飲食店が多いですが、
どうも観光客や大人数の団体向けのような感じがします。

新世界南端の「ジャンジャン横丁」という路地に入ると、
そこは「串カツで飲む」実に美味しそうな世界です。

座席のある広い店は会社帰り風の男女で賑わっていますが、
ほとんどは小さな立ち食いのスタンド式です。

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やはり地元の方には「立ち飲み」が基本なのでしょう。
女性客や観光客にはちょっと入りづらい雰囲気かな・・・

(←ジャージの上下に、近寄り難い地元感が・・・)

でも「タレに2度漬け厳禁」というマナーさえ守れば
入れてもらえないことはないだろうと思います。

私は子供連れのことが多いので、未体験ですが、
是非一度ここいらで食べてみたいと思っています。

ジャンジャン横丁を通り抜けると露天商の並ぶガード下。
ドヤ街にも近く、決して良い匂いの場所ではありません。

新世界へはJR新今宮も最寄り駅なのですが、
初めての方にはお勧めしていないのもそのためです。

「ホームレス出身のピアニスト」がデビューしたりする、
ディープな文化を持った地域であることは確かですが・・・

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ジャンジャン横丁には、「ふたりっ子」さながらの将棋の店があり、いつも賑わっています。
この店は将棋エリアと囲碁エリアがありますが、いつも真剣な顔をしたオッチャン達で一杯です。

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通天閣は広告塔ですので、色や文字が変わります。
こりゃどうみても虎色ですね~。

天王寺周辺には「日本にまだこんなものあったの~?」と
言いたくなるようなレトロなものが沢山残っています。

しかも観光的にではなく、普通に営業しています!

飛田新地なども好奇心旺盛な方には面白い場所ですが、
間違って子供連れで行かれたりすると、

「あのお姉ちゃん達、何?」と聞かれて
気まずい思いをすることになりますので、ご覚悟を。

歴史をたどれば、古代、天王寺一帯は港でした。
奈良より古い「難波宮」の表玄関だったのです。

建物が戦災で焼かれ新しいため観光的価値は低いですが、
大阪の四天王寺は、日本最古の仏教寺院です。


天王寺駅南西一帯の再開発も進み、小さな店の立ち退きも加速しています。
東急ハンズなどができるのは楽しみですが、ラテンな大阪は無くならないでほしいものです。


(タイトルからドヴォルザーク交響曲第9番を想像された方、失礼しました~♪)