丹後半島 伊根の舟屋

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丹後半島の東側に位置する、舟屋集落の漁村、伊根。

今まで日本人・外国人を問わず、何百人の観光客をここへ送り込んできたかわからない、
Doodlin'旅行社イチオシの地です。

ここ数年すっかり有名になり、昨年は伝統的建築物群保存地区にも指定されました。
(右端の家、屋根の向き間違ってますねぇ~。指定が間に合わなかったかな?)

イメージ 2あちこちの軒先に、こんなふうにお魚が干してありました。

舟屋の裏の細い道は何とも風情があります。

珍しい構造の舟屋を覗きたい、でも人様のお宅、
写真を撮るのも失礼だし、ジレンマとの戦いです。

ここをグルっと歩いても楽しいですが、
さらなるお勧めは伊根湾を一周する遊覧船です。

伊根湾入口の日出(ひので)という場所から出ています。
大人一人660円で、海側から舟屋を満喫できます。

(シアトル郊外のワシントン湖でセレブ別荘を覗いて回る
遊覧船のツアーは確か一人20ドルくらい取られました!)

晴れた日なら気分も最高、何回乗っても飽きません。

船の周りにはカモメやウミネコが群がってきて、
ボスもえびせんを投げながら大はしゃぎしていました。

イメージ 3今はイカが美味しい季節と聞いてきました。

昼食に立ち寄った「兵四楼」では、朝採れの魚介類を
盛った海鮮丼(800円)がピチピチでした!

(元・役場前の交差点西入る、P完備、0772-32-0055)

伊根湾全体を一望したいなら、
丘の上の「舟屋の里公園」に上るといいです。

観光案内所もこの公園内にあります。

ここ伊根集落も欲のない方の集まりのようで、
食堂や民宿は数えるほどしかありません。

中には舟屋に泊まれる民宿もあり、
一泊二食で10000円前後と、お値段もお手頃です。

伊根の方は、見知らぬ観光客にも
すれ違うとき必ず挨拶をしてくれます。

イメージ 4バラエティに富んだお酒を造っておられ、
試飲もさせていただける向井酒造さん。

海から見たとき、ひときわ目立つ平入り屋根
の大きな建物群が、向井酒造の酒蔵です。

なんと、ここの杜氏は美人姉妹なのです!
女性杜氏など宮尾登美子の小説でしか聞いたことがない・・・

赤米(原始米)から作った香りの良い甘いお酒や、
赤米で作った酒羊羹(お肌にいいそう)など、
女性らしい商品もいっぱいです。

天橋立あたりの高級旅館でも、この「京の春」を出しています。

試飲大会の結果、旦那とジム先生の意見が一致し、
純米大吟醸を一本購入しました。

(私はまた運転・・・)

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土曜日だったせいか、桟橋は家族連れの釣り人でいっぱいでした。
桟橋から360度見渡す伊根湾と舟屋群もまた格別です。

本当、時間がゆっくり流れている、という感じです。

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鬼瓦ならぬ、「福瓦」・・・?

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時間が前後しましたが、城崎から伊根に向かう途中で見た、丹後松島です。
仙台のご本家よりかなり地味ですが、誰もいなくて静かです。

この先、灯台のある経ヶ岬から先、海沿いの178号線は土砂崩れで通行止めだったので、
美しい漁村とビーチは諦め、山間のスイス村付近の牧場風景を見ながら伊根へと向かいました。

丹後半島には鉄道もなく、バスも本数が少ないのでアクセスが不便ですが、
それだけに日本の田舎らしい美しさが残っていると思います。

今後も引き続き、本当に旅行通の方々にお勧めし続けるつもりです。

ついでにバラすと、透き通った海が道に迫っている所が多いので、
車よりバスのほうが眺めがいいですよ~