文科省の無駄遣い$

昨日、文科省が英語教員の英会話の勉強に補助金を出すというニュースに「えっ?」。
民間人はみんな自腹で必死に勉強しているのに・・・。

そもそも、どうして日常英会話の勉強が必要なレベルの人達が英語教員免許持ってんのよ!?

他人のお金でちょっとやそっと英語学校に通ったくらいで、英語は喋れるようにはなりません。

すでに喋れる人間に教員免許を取るための補助金を出したほうが絶対早道で安上がりです。
英米で学位とって来た中年女性なんかゴロゴロ余って求職してますよ!

教員免許を取るには大学学部課程へ入りなおさなければなりません。(私が今さら教育実習!?)
塾や予備校や大学での経験がどんなに豊富でも、小中高では教えさせてもらえないのです。

昔は優秀な英語の先生が多かったのに、この荒廃ぶりは教員養成大学が諸悪の根源のように思います。

高校時代、皇居で米兵のグループに道を教えたお礼にマクドナルドでおごってもらっていたら、
制服のままだったので学校の目にとまったらしく、朝礼で校長先生からお叱りを受けました。

しかも、「戦後、混血の子供が沢山生まれて孤児になって困った」みたいな話まで持ち出されて!
(おいおい、道を教えてただけだよ~)

その校長先生は、教育大学の英語科の教授でした。
こんな狭い考え方しか出来ない方が指導する教員の質ですから、推して知るべし?

(それ以来英語の授業をボイコットしたことは反省。おかげで私はいまだに読解が苦手です・・・)

文科省の「英語パニック」による税金の無駄遣いは、「教員の講習」だけではありません。

JETプログラムという制度をご存知ですか?
公立中学などで英語科のTA(アシスタント)として外国人の若者を雇い入れる制度です。

応募資格は、英語圏の国の大学生ということで、私の教え子もこの制度で何人か日本に来ました。
もちろん教員免許どころか、英語専攻や教育専攻である必要すらありません。

彼らが日本国政府からいくらもらっているかご存知ですか?
月30万円ですよ!! (中小企業の中間管理職と大差ねーぞ、こら!)

しかもパートタイムなので、週に何時間か働いて、残りの時間は日本観光を満喫できます。
あまりに美味しい仕事なので、1年契約を更新を希望する人も多い現状です。

文科省が海外から招く国費留学生にビジネスクラスの航空券を支給しているところからして、
JET学生のその他の待遇も推して知るべしです。

国費留学生として日本に来た人には何人も出会いましたが、貴族待遇でしたね~
(あ~日本人以外に生まれたかった・・・)

JETの選考は初級日本語(3学期以上勉強している程度)と面接、そして有名大学の学生が優先です。
(いかにも日本らしい発想・・・)

選考試験が厳しいのと人種差別しない点だけは、民間の英会話学校の外国人採用よりはマシです。
(中国系アメリカ人の学生に、なぜNO○Aは白人でないとダメなのかを説明するのには苦労しました)。

私学が独自に採用しているの英語講師(実はEC○やNO○A等からの人材派遣が多い)には、
日本人でも絶対間違えないような簡単なスペリングを間違えまくるネイティブも多いですからね。

さすがにJETでは、厳しい選考をくぐってきただけあって、良い仕事をする真面目な学生が多いです。
中には英語の授業をまるまる改革してしまうようなスゴ腕も・・・。

でもそれって、日本の英語教員がいかに無能かってことですよね?

私の中学時代の恩師ミス・ナカガーワは、日本人ですが、英語だけで授業できるレベルの方でした。
おかげで、同級生で英会話が全くできないという人はひとりもいなかったのです。(30年前の話)。

私は決して、英語が喋れる人間が偉いなんて思ったことは一度もありません。誤解しないでください。
でも、日常英会話すらできないようなレベルの人達に英語を教えてほしくないだけです!

その国の文化を知らない人には、語学は教えられません。

これ以上、文科省はいくら、国民の血税をドブに捨てるつもりなのでしょう・・・?