奈良と京都のお盆
●家族揃って「なら燈火会」に行ってきました。
このイベントは1999年から地域の有志が始めたものですが、期間中(8月6日~15日)は大変な人出です。
企業の主導ではなく特定の宗教に基づくものでもなく、町の人々が始めた手づくりの町興しでしたが、
今では役所や大寺院も全面的に協力しているようで、奈良の夏の風物詩となっています。
今では役所や大寺院も全面的に協力しているようで、奈良の夏の風物詩となっています。
皆さん口を揃えて、京都の化野念仏寺の万灯供養よりこちらのほうが楽しかった!とおっしゃいます。
(念仏寺は事前にハガキで申し込まなければならないほどの大混雑で、ゆっくり見られません)。
(念仏寺は事前にハガキで申し込まなければならないほどの大混雑で、ゆっくり見られません)。
美味しいと評判の屋台(町内会主催)が並び、本堂には町の皆さんが準備した工芸作品が展示される上、
この二日間はなんと通常400円の拝観料も無料になってしまうのです!
この二日間はなんと通常400円の拝観料も無料になってしまうのです!
明るいうちに行くと近所の皆さんが準備に立ち働かれている様子も見られ、
「ああ、これが日本のコミュニティなんだなあ」と心を打ちます。
「ああ、これが日本のコミュニティなんだなあ」と心を打ちます。
●8月16日には京都でも五山の送り火があります。(「大文字焼き」と呼ばないようにご注意!)
昨今では高層ビルが立ち並ぶ京都、送り火が見えるスポットに陣取るのも容易ではなく、
穴場はどこも混みますが(笑)、私のイチオシは広沢の池です。
昨今では高層ビルが立ち並ぶ京都、送り火が見えるスポットに陣取るのも容易ではなく、
穴場はどこも混みますが(笑)、私のイチオシは広沢の池です。
京都市内ではかなりの辺境で「鳥居」以外の送り火は見えませんが、池の精霊流しが美しいのです。
遍照寺が戦没者の慰霊のために行っており、暗闇と静けさの中に響くお経の声が、
嵐山の精霊流しの人混みとは一味違う感動を呼びます。
遍照寺が戦没者の慰霊のために行っており、暗闇と静けさの中に響くお経の声が、
嵐山の精霊流しの人混みとは一味違う感動を呼びます。
ただ、駐車場も無いのに車で来る方がいて道が大渋滞し、歩道が狭いので歩くのも一苦労すること、
近隣は田んぼと植木屋の材料畑ばかりで休憩するところもトイレもないこと、
たった一軒だけある売店は350ml缶ビール一本800円の超ぼったくり、買わないとトイレも貸さないこと、
帰りは、本数が少なく大混雑したバスで約1時間の道のりを駅まで戻らなければならないこと、
万一バスを逃したら、タクシーは3000円以上かかることを覚悟してください。
近隣は田んぼと植木屋の材料畑ばかりで休憩するところもトイレもないこと、
たった一軒だけある売店は350ml缶ビール一本800円の超ぼったくり、買わないとトイレも貸さないこと、
帰りは、本数が少なく大混雑したバスで約1時間の道のりを駅まで戻らなければならないこと、
万一バスを逃したら、タクシーは3000円以上かかることを覚悟してください。
朝もやのかかる広沢池と遍照寺山の美しさも見ものだったのですが、ちょっぴり残念です・・・