どちらが非国民?
戦時中に軍の御用達商人をしていた祖母の逸話の続きです。
祖母が蕪湖で経営していた○○飯店(ホテル)には、日本軍の将校さん達がいつも出入りしていました。
オテンバだった私の伯母などは、駐屯地に入り込んでは軍の馬に乗って遊んでいたそうです。
オテンバだった私の伯母などは、駐屯地に入り込んでは軍の馬に乗って遊んでいたそうです。
美人でいつも洋装をビシッと決めていた祖母には、言い寄る日本人将校さんも多かったと聞きます。
そのうち、祖母自身に無理を言われたのか、使用人の女性が何かされたのかは定かではありませんが、
祖母に意見をされて怒った将校さんの一人が、祖母の首に日本刀を突きつけるという事件が起きました。
祖母に意見をされて怒った将校さんの一人が、祖母の首に日本刀を突きつけるという事件が起きました。
(日本軍が外地でしたい放題していた頃の話です、事情はお察しください)。
祖母はひるまず「お斬りなさい。私を斬ったらその刀が錆びるでしょう」と言い放ったそうです。
逆上した将校さんが「この非国民が~!」と怒鳴ると、祖母は、
「ほう、どちらが非国民だか見ていただきましょう」と、軍用機を一台、日本軍に寄付したそうです。
「ほう、どちらが非国民だか見ていただきましょう」と、軍用機を一台、日本軍に寄付したそうです。
(ホリエモンの自家用セスナが一機10億円とか言いますから、値段のほうは、まあご想像を・・・)。
祖母は学も無い一介の商売人でしたから、政治にも戦争の勝敗にも興味は無かったはずです。
「この将校の言いなりになることと国を愛することは別のことだ」ということを表明したかっただけなのでしょう。
「この将校の言いなりになることと国を愛することは別のことだ」ということを表明したかっただけなのでしょう。
まあ、いずれ全国の公立学校がそうなっていくのも時間の問題でしょうけれど。
内申書が気になる生徒や親は、何はともあれ学校の言うことをきくしかなくなるのでしょう。