学校教育のありかた?

Doodlin'は教員免許ないんで正規の教員にはなれないし、論文少ないんで教授にもなれませんが、
学校が何をするべきか、ってことは割とマジメに考えています。

高校までは「サボリ」だったんで、結果、進学はできずフリーター就職、さまよえる20代。
その借りを返し「おバカ」の汚名を返上するため(?)、30代後半まで学校に通い続けました。

アメリカの大学では、クラスに数人は「孫がいるのよ」という学生がいるような状態で、
誰でも行きたいときに行きたいだけ学校にいける雰囲気。(優秀なら奨学金も多数あり)。
10浪でも20浪でも肩身が狭いことはなく、社会人や主婦の科目聴講もごく一般的でお手軽です。



本の学校少子化で経営難の時代、いろいろ試行錯誤だけはしているようです。

しかしこれだけインターネットの情報や書籍が手軽に手に入るようになった時代、
学校ですべきことは、

1.「手取り足取り教える」実験や実習 (Hands-on Practice)
2. 教科書に書いてないことを喋る講義
3.「そこに来ないと体験できない」五感に訴える授業
4.クラスメートとの討論や共同作業の機会の提供

ではないかとDoodlin'は思っています。


アメリカの義務教育では「文科省学習指導要領」みたいなものが無いので、先生達が好き勝手にできます。

小学校でも、担任が数学科出身だったら「フラクタル理論」習ってきちゃったり(日本では大学教養レベルですよね、これって?)、「野外学習」とやらであるクラスだけがキャンプに行っちゃったり。

その代わり生徒全体の基礎学力は安定してなくて、超一流大学の理系の博士課程の院生が、
500÷190の答えを「5!」と言ってました。
(アチラで育った日本人の方でしたが、彼女は今、ちゃんと研究者やってます)。

でも、先生が自分の得意分野をしっかり面白く話してくれる授業では、子供達は多少難しいと思われることでもちゃんと理解して身に着けてしまいます。
(試験のために勉強したことなんて、大人になったら何にも覚えてませんよね?)

もう小中学校の先生は、できもしないことをマニュアル片手に見よう見まねで教えようとするのはやめて、
ゲスト講師のコーディネーター役に徹したらどうか、と私は思っています。

英語が喋れない先生の英語の授業なんて想像しただけでゾッとします。
音痴な先生に歌を教わる子供の身になってみてくださいよ・・・