都をどり

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不思議な屋根ですね・・・
まあ、それはよいとして。

今日は都をどりの初日に行って参りました。初めて3階の桟敷席から見せていただきましたが、1階席とは違う発見が沢山ありました。

都をどりの音楽や踊りは、すべて毎年この時のためだけに書き下ろしされるものです。今年の作品は、西本願寺飛雲閣)、伏見稲荷東本願寺渉成園)、圓通寺、知恩院など、馴染みのある社寺仏閣を始めとする京都の名所を中心に、四季の生活風景を描写したものでした。

いつも絢爛豪華な都をどりですが、今年の舞台美術は特に美しかったと思うのは私だけでしょうか?舞台転換もスムーズで、お誘いした留学生は「構造を知りたいです!」と感激していました。8歳のボスまで、「秋の温習会も予約して!」とおねだりをしてきました。

震災で観光客が減ったせいか、初日にしては空いており、自由席でも、並ばずにラクラク座れました。とてもよくできた作品なのに、もったいないなあ・・・と思いました。実は祇園甲部の内部からは、時節がら派手なイベントは自粛しようという話が出たそうです。ところが旅行会社等から懇願され、収益を被災地に寄付するということで、開催を決めたそうです。祇園でも、震災以来、お座敷のキャンセルが相次いでやや寂しいようですが、お茶屋さんの組合ではせっせと義援金を集めて被災地に送っていらっしゃいます。

京都・大阪は全く平常なのに、渡日禁止や帰国命令が出てしまい、留学生も観光客も激減しています。不謹慎と言われそうですが、今年は京都は空いていて、春をゆったり満喫できそうですよ。是非、いらしてください。