サキソフォビア

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久しぶりに音楽らしい音楽を聴きました。サキソフォビア(Saxophobia)、サックスを中心とする木管楽器4本だけのグループです。

わかりやすいポピュラーな曲からビョヨヨヨヨーンのフリー即興まで、高度な技術で聴かせるので、幅広い客層が楽しめると思います。アレンジが面白いので、普通なら「絶対に聴きたくない」と思っているような退屈きわまりないスタンダード曲まで、楽しく集中して聴けてしまいました。ビル・クリントン米大統領の歓迎晩餐会でも演奏して喜ばれたこともあるとか。この人達、そんなことまでしてはるとは知らんかった・・・

皆さんそれぞれに違う意味で凄腕なのですが、今回私にとっては、初めてナマで聴いた井上さんの打楽器のようなバリトンサックスが衝撃でした。どんな口と肺をしていたらあんな強烈なarticulationが出せるのでしょうか!?

また、こちらも初めてナマで拝聴した竹内直さんの、バスクラリネットによる即興も非常に楽しかったです。発売前日だという全編バスクラのCDに日付入りでサインしてもらおうと思ったのですが、あいにくライブ終了前に終電に走らなければならなかったので、諦めました。残念!竹内さんは9月11日には私の大好きな山下洋輔さんと一緒に滋賀に来はるみたいですが、その日は富山出張中なので私は行けません・・・重なる不運!

かし、このサキソフォビアで関西ツアーは毎年この時期にあるそうなので、是非また来たいな、と思いました。私の隣に座っていた女性も、昨年たまたま聴いてリピーターになったとおっしゃっていました。

京都らしく、客席にはフラっと入って来た観光客らしい外国人の姿も見えましたが、今夜は「大当たり」で良かったですね! (京都三条、Le Club Jazzにて)