本場の河内音頭

大阪・船堂公園の大盆踊り大会の櫓は、地元の音頭会派の会長クラスのオンパレードです。東京・錦糸町でも大きな河内音頭の大会をなさっているようですが、客の資質からして、やはりこちらが本場であることは疑いないでしょう。(東京でこれだけの数の「河内のオッサンとオバチャン」を揃えられますか?)

さて、今日は観客としてゆっくり聴かしてもらえるのかと思って気楽に構えていたら、『ハッピ忘れずに』とのメールで、と大慌ててアイロンかけて行きました。私が言うのは生意気ですが、会長クラスといっても、「サスガ!」な方から「???」の方までいろいろ。写真の月乃家寿子師匠は初めて拝聴しましたが、熟練の芸、素敵でした!

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中にはロック調やクラブ調にしてメジャー化を図っている師匠方もあるようですが、私はやはり、『何があっても音頭の揺らぎだけは守ってもらいたい』派です。ちなみに、テレビで演歌歌手等が歌ったり、カラオケに入っていたりするのは「歌謡曲河内音頭」といって、全くの別物です。

河内家菊水丸師匠も今年からは正調・河内音頭に転身すると聞いていたのですが、さにあらずいつもの新聞(しんもん)詠みで、出し物は『美空ひばり一代記』でした。さすがに面白かったですが、演奏はちゃんとした河内音頭でお上手、とても聴きやすかったです!