都をどり

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京都には長年関わってきているわけですが、初めて「都をどり」というものを観覧に行ってきました。

ありがたいことに特等券を2枚、さるお偉いお方からいただき、(おねだりしてなかば強引に奪い取ったという噂もありますが)「都をどりが見たい!」と叫び続けていたボス(←NHK「だんだん」視聴者)と二人で、祇園甲部歌舞練場までお出かけしてきました。

何しろお偉いお方が持っていらっしゃった招待券ですので、座席の予約も、チケット売り場へ行くのではなく、お茶屋さんに電話です。お茶屋さんに電話などしたことがありませんので祇園言葉で話されて緊張しましたが、おかげさまで良いお席を取っていただくことができました。

特等券ですと、写真のような芸舞妓さんの立礼のお点前を拝見しながらお茶とお菓子がいただけ、待ち時間の間、手入れの行き届いたお庭を散策することもできます。

母:「あの舞妓さん、きれいやな~」
娘:「お顔を白く塗ってるから綺麗に見えるだけやろー」
母:「アホ、元が良くなかったらあんなに綺麗になれへんわい!」

などと言い争っておりましたら、お隣に座っていた方が噴出していました。また優雅な場所に場違いな親子が・・・と思われていたことでしょう。

都をどりの舞台は、語りもほとんど現代日本語で、演出もわかりやすく、原語のオペラやお能のようにストーリーを予習する必要は全くありません。「日本舞踊など理解できるだろうか?」と心配しておりましたが、まるで普通のお芝居(ミュージカル?)のようにわかりやすかったです。

お茶屋さんのお座敷には一生ご縁がないであろう、私たちと同じ庶民の方々に、広くお勧めします!