結婚式の前夜

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主人が部下の結婚式に呼ばれました。普通悩まないと思いますが、出席すべきか否か、かなり迷いました。私達夫婦は友人達の結婚適齢期にずっと海外にいたため、妹や従姉妹といった身内以外、結婚式出席経験がほとんどないのです。(実は、主人も兄のときも、私の弟のときも、欠席しました)

結局、部下は大事にしようということで、出席で返事を出したのです。しかし、いろいろ調べていくうちにだんだん後悔し始めました。周りの皆は礼服を着ていくというし(当然、そんなものは持っていません)、ご祝儀の相場も私達が予想していたよりはるかに高いようでした。主人の下には、未婚の部下がまだゴロゴロしています。このペースでどんどん結婚されたら・・・(部下どうしをくっつけて半分で済まそう、という案まで浮上)

いつも作業服な研究者なので、背広なんか季節ごとに一着くらいしかありません。唯一、少しフォーマルっぽい手持ちは、20年前から持っているダブルのスーツのみ。でも、色がグレーなんです。ネットで見ると「礼服がない場合はダークスーツ」とあります。このグレーは「ダーク」か??? とても趣味の良い色なんですが、どう見ても「ダーク」には見えません。

おまけに「礼服以外は20代まで許される。30代以上の場合は、非常識」だそうではないですか!ダンナ、40代なんですけど・・・「しょうがないから、礼服レンタルしようか」「夜の9時過ぎにどこの貸衣装屋があいてるっていうの!」(式は明日です・・・)

するとダンナ、パソコンに向かって何やら必死で検索し始めました。見ると、「結婚式、断り、欠席」というキーワードをググっているではありませんか!

「前日になってそんなのダメよ~!」欠席してもどうせ祝儀は届けるんだから、出席するほうがお得だ、ということで説得。服装は開き直ってグレーのスーツで行くことにしましたが、ダブルに合うワイシャツがありませんし、ふくさもありません。

翌日の朝、9時から営業しているジャ○コで祝儀袋、筆ペン、ふくさ、ワイシャツ、礼装用靴下、ついでに黒ストライプのタイ、と買い揃えました。「今日はフォーマルだからね、コンタクトではなく眼鏡で行ってくるよ」とわけのわからないことを言いつつ、ダンナは出かけていきました。(確かに最近買ったばかりの眼鏡なんですけど、フォーマルかどうかは・・・)

結局、結婚式は楽しかったようで、好きなワインを沢山いただき、引き出物も恐れていたような品(?)ではなく、上機嫌で帰ってきました。特にこのチーズケーキは、濃厚で実に美味しかったですよ~

何事も、恐れずに経験してみるもんですな~