単年度会計狂想曲

イメージ 1

この661円と言う奇妙な値札を見て狂喜したのは、3月31日、年度末最終日に2847円という半端な残高をゼロにしなければならなかった私くらいでしょう。外部からいただいた研究費は、たとえ1円なりとも、過不足を出してはならないのです。(それをしくじると始末書になる上、来年から予算が減らされるらしいです・・・)

大学生協なら13円のクリップだの14円の虫ピンだののバラ売りで端数を調整してくれるのですが、あいにくこの日は私用で休んでおり、一般の店で買うしかありませんでした。(今思うと、近所の国公立大学法人の生協に駆け込むという手があったかなぁ・・・)

昨日、別の店で2980円の商品を買い、「現金でキッチリ払うから、領収書だけ実際よりも安く書いてくれませんか」と頼んでみましたが、断られました。誰も高く書いてくれとは言ってないのに・・・今頃はレジも棚卸しも帳簿も全部自動だから、無理なんですね。2,847円・・・難しい数字だ・・・(さすがに素数ではないようですが)

一の位が7で終わるような値段の商品を置いている店は滅多にありませんが、661円の品を二つ買えば、一の位は2、7-2=5で残金は5の倍数になり、道が開けてきそうです。

しかし、いくらお金を使い切るためとは言え、やはり無駄なものは買いたくない私は、あれでもないこれでもないと商品を組み合わせて持っていた紙に合計を筆算しまくり、しかもなるべくセール品を取り入れながら商品を選んで組み合わせ、ようやく合計2847円ピッタリにまとめ上げ、意気揚々とレジに持って行きました。

すると、レジのお姉さんはニコやかに微笑み「ただ今、全品15パーセントOFFでございま~す!^^」

「ダメェェェェェェ~!」
 
(ポカ~ンとするレジのお姉さん)

あーあ、また1から出直しです。15%オフで2847円になる金額って・・・???2847÷0.85を筆算してみると、小数点が延々と続いていきます。仮に元値が3,350円として15%OFFにすると、2847.5円となります。「1以下の端数は切り上げですか、切り捨てですか、それとも四捨五入ですか!?」
(1円の違いが運命を分けるのですぅ~)

「は?さあ…」「試しにこれ、スキャンしてみてください!!」

(その辺にあった適当な商品を掴んで店員に渡す)

15%OFF後の金額を確認すると、端数は切り捨てであることがわかりました。よしっ!その法則で逆算して…合計3350円分のPCサプライをみつくろって買い、めでたく2847円ジャストの領収書をゲットすることができました。

イェーイ!

13円のクリップだの14円の虫ピンだのの寄せ集めを使わずに年度末フィニッシュした自分をちょっぴり誇らしく思っている私って、バカ?