お受験日記8-面接編

第二日目の今日は、は実技テスト(音楽、体育)と面接の日です。本人が朝になってから「今日はお父さんと行きたい」と言うので、急遽そういうことになりました。お絵描きテストのダメージコントロール指導が浸透したのでしょうか?それとも、ボスが「このお母さんではあかん」と判断したのでしょうか?

いずれにせよ、お父さんも自分の存在を主張する必要を感じたのか、二日目の予定をキャンセルして昨夜は最終の新幹線で帰ってきてくれていました。しかし、どうせ通勤途中だしということで、校門のところまでは私も一緒に行くことにしました。

自分の住所もスラスラ言えるようになったし、歌や踊りのテストは遊びみたいで楽しいらしいので、ボスも今日は緊張する様子も見せず、終始明るい笑顔でした。ところが・・・

学校に到着する直前の路上で、意外な落とし穴がまた見つかったのです。ボスのパンツのゴムが伸びきっていたのです~!しきりにお尻のあたりを気にして引っ張り上げているのでどうしたのかと思ったら、そんな事情になっていたとは!洋服は念入りに準備しましたが、下着までは本人におまかせで、チェックしていませんでした。

そういえばゴムの伸びきったパンツが一枚引き出しに入っているな~とは思っていましたが、まさかよりによって体育テストと面接の日にあれを履いて来てしまうとは!「鞄に着替え一式が入ってるから、時間があったら着替えさせてあげてね」と主人に頼み、本人にも「見えないから大丈夫。パンツがずれてきても気にしちゃダメよ」と言って見送りました。

しかし、別れてから急に心配になり始めました。ダンナはちゃんとタイツをたるませずにピシッと履かせてくれるだろうか・・・身だしなみに関しては典型的「理系研究者タイプ」な私の主人です。「靴下をたるませずに履く」というコンセプト自体を持ち合わせていない恐れがあります。

抜き打ちで保護者面接の可能性もあるらしいとのことなので、寝グセを直し、スーツ着用で来ましたが、お受験会場へ向かう電車の中でふと顔を見ると、鼻毛は伸びてるしヒゲもボサボサでした。もし保護者面接があったら、本人のパンツのゴムどころではないダメージがあるかもしれません。理科の先生(近い人種?)が面接官であることを祈るしかない???

(全国の理科の先生、お気に障ったらごめんなさい)

思えば、今まで塾の模試などに付き添って「お受験心得」の情報を得ているのも私だけですし、試験会場の様子や段取りを知っているのも私だけです。まずい質問をされたときにペラペラと口からでまかせを言ってとりつくろうのも、おそらく私のほうが得意です(面接は経験の数が違うよ~)あれこれ思い悩みながら谷町線の駅に着いた頃には、もうボス達は点呼開始時刻の5分前。今から引き返して手を貸すこともできません。もうここまできたら、何があってもこれが運命なのであろうと考えるしかありません。

私が遠くで心配したところで何も良いことはありませんので、、なるべく彼らのことは考えないようにして、一心不乱に本を読みながら出勤した私でした。

(次はいよいよ最終回)