ボスお受験日記2-願書作成編

ボスのお受験まであと一週間なので、しばらくその話題が続きますが、悪しからず。

先週末が願書提出締切だったのですが、大ボケ母の私は、前日までそれを忘れかけておりました。他の業務予定を入れようとしてカレンダーを見て、ハタッと思い出した次第です。

それで、夜の9時半過ぎに帰宅し、寝ているボスをたたき起こして、願書に貼るための証明写真撮影。例の工事現場用200W投光器スタジオで、なんとか賢そうなお顔に撮れました。眠いのにゴネもせず、頑張ってヨソイキの服に着替えてくれました。3歳の七五三の撮影はあんなにダメだったのに、まあよくここまで成長したもんだと、感無量。

次は、同じく就寝しようとしている主人をせっついて、字の上手な彼に願書を書いてもらいました。でも「達筆はダメらしいの。教科書通りの字で書いてちょーだい」と私にうるさく言われ、「そんな厳しい学校にいれなくていい!」と少々キレかかっていましたが・・・

小学校の国語の先生がチェックするので、ハネ、ハライ、点の位置に至るまで気をつけるのだそうです。普通は、塾で配布された願書見本文例集を参考に、一行あたりの文字数まで考えて練習するのだとか。今年は、塾でもらった願書ワークブックと本番の書類の罫線の長さが2mmほど違っていたそうで、「一行あたりの最適文字数が変わってしまう~!」と騒いでおられるお母さんもいました。

主人の「志望理由」「本人の性格」欄の完成を待ってから、私は「自宅地図」欄を担当です。「自宅から駅までの道をていねいにおかきください。」と注意書きがしてあります。

「ていねいに」・・・?

物置のドラフターとロットリング(←懐かしい?)を引っ張り出してこようかとも一瞬考えましたが、「保護者が皆揃って製図経験者ということもあるまい」と思い直し、簡易製図ペンで手描きすることに。それでも、曲がり角の鋭角・直角・鈍角くらいまでは正確に示すように心がけました。道の長さも、紙面の都合上、正確とはいきませんが、ランドマーク間の距離の比率はなるべく正確に。何度もデザインスケッチを繰り返し、情報の正確さとデフォルメ具合とのバランスのよく取れた、我ながら上出来なレイアウトのイラストマップが描き上がりました。

あっ、でも、もしかして、地図記号を正確に使っているかどうか、社会の先生が見ているとか・・・?国立小は教科教育指導法の研究をしているエキスパートの先生方がいますから、ありえますよね。でもご近所に間に消防署、交番、学校、田んぼ、灯台・・・等が網羅されているお宅は少ないでしょうし、駅前のマンションに住んでいる方など、描くことがほとんどなくて不利になりますよね?私の場合、あまり考えずに、川や信号の絵などを、マンガ風に描いてしまっています。「うわぁぁぁ~、しまった~」と思いましたが、もうインク入れてしまいましたので、後の祭りです。

こういう親がいるから、塾でわざわざ「願書チェック」を行っているのですね。でもそのサービスは塾生だけが対象で、塾外生のは見てくれないそうでした。

せめて「願書の心得」(そんな本もあるに違いない)くらい読んでおくべきだったかもしれません。しかし、気を取り直して、できあがった出願書類一式を揃え、予備の写真とともに封筒に入れました。

幸い、住民票はついでのときに早めにもらっておいたし、やれやれ。あとは、明日の仕事を少々早めに切り上げて、出しに行けば無事終了だな・・・

ところがその後に大きな落とし穴が、ポッカリと口を開けて待っていたのです。

(つづく)