イケメンな理系研究者

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ちょっと古いですが、病院の待合室で読んだAERA3月24日号の記事『日本男子総イケメン時代がきた・・・駅伝、料理人、オタクまで…底上げでイケメン化』

「底上げ」の部分がひっかかり、本文を読んでみたら、やはり「理系研究者」でした。山中先生の登場以来、理系の研究者にもルックスが求められるようになったそうです。厳しい世の中になりました。

ところで私の勤務先にも、Kという大物教授がいます。大きな賞も取りまくり、数学界の世界的権威なのですが、職場の先輩から「K先生には決して書類を渡しちゃダメよ。絶対に間違いますからね」と、名指しでクギをさされていたくらいの「すごい」方らしい・・・ご本人を一目見て「なるほど!」と納得しました。見るからに「普通じゃない人」なんです。

会議等で着席していても、一人でソワソワソワソワと動いて、まるで「落ち着きの無い子供」です。きっと、早く数学の世界に戻りたいのでしょうね・・・

学生の話では、期末試験で「ス、スミマセン!試験問題持って来るの忘れたんで、今から書きます!」とおもむろに黒板に問題を書き始め、最後のほうはスペースが足りず小さな字になって読めなかったとか。

先日も「ボク明日からイギリスに行って来ます!」と学期の途中で突然いなくなってしまいました。海外の大学に招かれ、勝手にあちらの教授になってしまっていたのです。何しろ高名な方なので、世界中の大学からいつお呼びがかかっても不思議はありません。事務室の人が慌てて「先生、そんなかけもちはできないんですよ!」と大慌てで異例の後付け休職手続きを取り、なんとか辞めないでいただくよう、丸く収めたみたいです。「今月から本学のお給料は振り込まれません」という連絡を秘書からご家族にしたとかしないとか。

その先生が先日久々に日本に帰ってこられて、なぜか突然私のほうにツカツカと歩んでこられました。何かと思えば、「○○委員だったのを忘れて留守にしてしまい、本当にスミマセン・・・」とペコペコ。私に謝るのは全くの筋違いだったのですが・・・^^; しかしその時に気づいたのです。この先生、近くで見たらかなりのイケメン!

端正なお顔立ちに、バランスの良い中肉中背で、ゆるやかに天然パーマのかかった十分な量の毛髪。もしこれでソワソワ動くのをやめ、後頭部の寝グセを直しさえすれば、「ナイスミドル」としてトレンディドラマで20歳年下の女の子と恋愛をしたりするのも夢ではない!

でも職場で、あの先生がイケメンであることに気づいている人はほとんどいないと思います。もしそんなことを発言したら、私も一緒に「ヘンな人」のリストに入れられそうなので黙っておきます。

あなたの周りにも、意外な「イケメン」が隠れているかもしれません。

しかし、天はどうしてこのような「不必要なニ物」を与え給うたのでしょうか・・・