立派な国費留学生

国費留学制度の暗黒面ばかりを書いているようですが、立派な留学生もちゃんといるので紹介します。よく国際交流室に来てくれる中国系マレーシア人のK君は、成績も超優秀。日本人の友人達と「自主ゼミ」を作って積極的に勉強しているようです。

高校時代には国際物理学オリンピックでメダルも獲得した人。理数系だけでなく、歴史や宗教など幅広く興味を持って勉強しているし、スポーツもしている。日本語も母国語の英語と中国語とマレー語もペラペラで、他国の留学生とも活発に交流しています。(留学生って普通は、つい自分と同じ出身国の学生どうしで固まってしまうものなのですよ~)

シャイな人の多い理学部生の中で、かなりのリーダーシップを発揮している模様。先日も、日本人のクラスメートを何人か国際交流室に連れて来てくれました。また私がある先生と「一度お会いしてお話ししたいわ~」とつぶやいたところ、3日以内にその先生を私の部屋に連れて来てくれました!

仕事が速い!

しかも彼はマレーシアの学生のための留学情報サイト]の日本部門をボランティアで担当していて、知らない人から来る質問のメールなどにもちゃんと返信しているらしいのです。

エラすぎる~~~!!!

私なんかそれが仕事ですが、それでもときどきウンザリすることがあります。だって本当におバカな質問や厚かましいメール来るんだから。

他にも、大学や研究に関する情報を自分のウェブサイトで世界に発信したりもしていますし、ブログも、中国語と英語と日本語で書いたりしています。うう~自分もそうせねばと思いつつ、なかなかできない私。

話をしていても、つい大学院生かと思い込んでしまうほど、大人です。言うまでもないですが、友好的な人柄は、理系にしておくのは惜しいほど(?)こんな立派な留学生になら、税金から学費と生活費を援助しても全然OKですよね!彼はまだ学部生なので文科省奨学金もそんなに多くないんですが・・・

ああ、予算さえあれば、彼みたいな人をアシスタントに雇いたいもんだ・・・というか、いつか出世した彼にこちらが雇っていただきたいものです。