大学事件簿~学位の話
ディプロマ・ミルの問題がようやく新聞沙汰にもなってるようですね。
(英国流ではディグリー・ミルと呼ぶそうな・・・なんだか反対な気がする・・・)
(英国流ではディグリー・ミルと呼ぶそうな・・・なんだか反対な気がする・・・)
「ホンマかいな~?」という疑問は感じています。
だいたい、無認可の大学でもそこでちゃんと論文出して「学位」をもらった人達はまだマシ。
取ってもいない有名大学の学位を詐称してちゃっかり就職してる人もいますから、そっちも調べないと。
取ってもいない有名大学の学位を詐称してちゃっかり就職してる人もいますから、そっちも調べないと。
(後者のほうが、本当にそこの学位を持っている人間にとっては迷惑ですよ~)
だから、マスコミが嗅ぎ回りにでも来ない限り、何も出てこないと思いますよ~
今回、新聞沙汰になった数例でも、「件の学位は昇進の際には考慮しておりません」なんて、
「責任を問われないよう、丸くおさめたい」という大学側の姿勢が見え見えですよね。
「責任を問われないよう、丸くおさめたい」という大学側の姿勢が見え見えですよね。
件のニューポート大学とやらは、まだ論文出させてるだけマシなほうちゃいますか?
「お金さえ振り込めば即、学位記を発行します!」みたいなのも多かったですよ。
「お金さえ振り込めば即、学位記を発行します!」みたいなのも多かったですよ。
研究だけしている大学院とは根本的に違って、実務経験を教えてナンボの世界だったので、
この学位があればどんな有名大学の教授職にでも堂々と応募でき、全く不自由を感じませんでした。
この学位があればどんな有名大学の教授職にでも堂々と応募でき、全く不自由を感じませんでした。
ところが日本に帰ってきた途端に「博士号が無い」の一言でコケにされ、
苦節6年でようやく就職できたはいいけど、とんだ畑違いの学部で、やっぱり冷たい目。
苦節6年でようやく就職できたはいいけど、とんだ畑違いの学部で、やっぱり冷たい目。
やっぱり取らなあかんやろか・・・
確かに、ちゃんとした課程を修了するなり、立派な論文を出すなりして取得した博士号は意味がある。
特に研究職なら、博士号は最低限のライセンス、しかるべき大学から早めに取っておくべきでしょう。
特に研究職なら、博士号は最低限のライセンス、しかるべき大学から早めに取っておくべきでしょう。
でもディプロマ・ミルではないにしても、大学によって博士号取得の難易度はピンからキリまであるし、
組織に地位を持つ人やすでに教員に採用されている人が「立場上取らせてもらえる」場合もあります。
組織に地位を持つ人やすでに教員に採用されている人が「立場上取らせてもらえる」場合もあります。
(¥医学博士なんか、かなり値段が高いのもあるそうじゃないですか~¥)
教員や研究者の、教育能力や社会貢献能力までを内容をきちんと査定するシステムを整備しないまま、
手っ取り早く採用・昇進の査定をしようとするから、おかしな事件が起こるのかもしれません。
手っ取り早く採用・昇進の査定をしようとするから、おかしな事件が起こるのかもしれません。
ま、こんなくだらない話、本当に実力のある人には関係ないんでしょうけどね^^;
『学位は要りません』なんて、言ったみたいな~