文理混合家庭の会話

夕食時、どんな話の流れだったか、「何事もたえず移り変わっていく」というような話題になりました。

理系な夫は「全く変わらないように見える人でも、生物の細胞は常に分裂しているから、実は新陳代謝して全く新しい身体に生まれ変わっているんだよ」というような話を引用してきました。

文系な息子は、お父さんの話は半ば無視、平清盛の弟の忠度だか誰だかが詠んだという「さざなみや 志賀の都は あれにしを 昔ながらの 山桜かな」とかいう歌の話を持ち出しました。

いつでも大人の話に加わりたい5歳の娘は、ひとつでも知っている単語が出てくるとすかさず、たとえそれが同音異義語の勘違いであっても、強引に自分の得意な話題に引っ張って行こうとします。

どのメンバーの話もボンヤ~リとだけわかる私は、「たとえどんなに話が噛み合わなくても、会話があることはありがたいな~」と漠然と思うのでした。