クリスマスの悩み 2007

ボスは4歳。当然まだサンタクロースを信じています。

2週間ほど前から、

・さんたさん しょうぼうしゃおください
・それと いえおください
・めがねもください めがねわぴんく

と自分で紙に書いて、よく目立つところにセロテープで貼り出していました。サンタさんが見るようにと、窓の近くに・・・。

消防車って、どんな消防車が欲しいねん???おそらくどこかで見た特定のオモチャなのでしょうが、親があまり詳しく聞くと怪しまれそうです。おもちゃ屋さんを3軒回り、ちょっと大き目のプルバック・ミニカーを見つけました。ハシゴ車が欲しいのかポンプ車が欲しいのかわからなかったので、両方とも買いました。

ダテ眼鏡はあちこち探しましたがどうしても子供用のピンクフレームは見つからず、明らかに夏の売れ残りのエンジ色のサングラスになりました。老眼鏡ならピンクのがあったんですが、試しにかけてみたら目がクラクラしました。

消防車が2台で500円。めがねは百均で100円・・・ケチすぎますか?一応、この買物に1時間以上かかっているので、労力くらいは認めて欲しい・・・(神様!)

3980円で「いえ」(ドールハウス)も見つけたのですが、どうも贅沢すぎる気がしましたし、ただでさえ散らかっている家が、大きなオモチャでいっぱいになるなのはイヤだったんです。市販のオモチャ、それもよりにもよって「家」を他人から買うということに抵抗感がないでもないし。(建築模型材料バッチリ揃ってるくせに、いつまでも作ってやらないのはどこの誰や?)

「お願いすれば何でももらえる」という習慣は、シツケ的にはどうなのだろう・・・?という疑問もありました。長男には、アメリカの習慣で、毎年のクリスマスと誕生日に山ほどプレゼントを渡しておりました。しかしどうも「モノの有り難味に感謝する」心が育たなかったようで、反省しております。(ハリー・ポッターの第一話に出てくる、37個プレゼントを貰って不満を言う従兄を覚えていますか?)

なので、今度(ボス)は甘やかすまい、と思っていたのです。それに彼女は1月には誕生日も来ることだし、何も立て続けにせんでもええやろと思っていました。

ところが25日の朝、いそいそと起きてプレゼントを見つけたボスは、顔は曇らせ、「これだけか?」「いえは入ってへんのかなぁ・・・?」と、なんども靴下を抑えたり裏返したりして見ていました。それを見て「鬼・教育ママ」のつもりだった私の心はガラガラと音を立てて崩れました。あんなに楽しみにしていたクリスマスに落胆させてしまった・・・

小さな心に傷をつけてしまったのではないか・・・?
夢を持てない子供にしてしまったのではないか・・・?

昨夜は「サンタさんが来るから」と頑張って早く寝たのに、「努力が報われない」という刷り込みをしてしまったのではないか・・・?それにやっぱり「わ~い!」と喜ぶ笑顔が見たかった(バカ親復活)。

こんなに悩むくらいなら、さっさと3980円のドールハウス買うべきでした???