小さな幸せ

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留学生さんが8月の旅行で作った備前焼が出来上がって来ました。

彼はあの旅行がとても楽しかったらしくて、交流室に来ては
お礼に手作りのインド料理に招待してくれますが、あいにく時間がとれないままでいます。


毎日いろんな書類を作ったり、読んで判子押したり、

海外からのわけわからん人からの問い合わせに返事したり、
(他の部署で無視されてこっちに来る~)

事務から回されてきた英文書類に目を通したり
(なんとこの国際級学部に、英文秘書一人もいないんです~)

誰も面倒見ない英文ウェブサイトの更新をしたり、
(2003年から更新止まっとったぞ~)

いくつ入っているのか忘れるほど沢山の委員会に律儀に出席したり
(せっかく真面目に意見言っても無視されるしぃ~)

ようやく時間が空いてから講義資料作ったり
(ホンマはこれが本業のはずやろ~!)、

あれこれ大学用語で言うところの『雑用』をしていたら、あっという間に1日が終わっていきます。
(この言い方、事務方に対して無茶苦茶失礼だと思うんだけどな~)

学会に出す論文を書く時間がとれない→仕事をしていないと評価される。
これが最近一番の悩みの種。

ここへ来てから7ヶ月、学会発表プロポーザル1本を出しただけです。
私が教員であることを認めてない勢力があることも痛感しており、なんとかせな~と思っております。

なぜか事務室に出勤簿があるし
(ホンマは教員はフレックスタイムのはずやのに~(;_;)

メールアドレスにも「事務」ってついてるし…
(これはさすがに業務上支障があるので、情報課の方に頼んで別のエイリアスを作っていただきましたが)

4月から授業が始まったらギャフンと言わしたるがな~と思っておりますが、
書類や問い合わせの返信、相談受付といった仕事は関係者以外は誰も見てくれません。

「楽しそうなお仕事ですねぇ」なんて言われてしまう。
(楽しそうな企画を提供しているだけで、やってる本人は大変なんじゃ~!)

・目立つことはせず、
・危ない橋は渡らず、
・サービス精神は持たず、
・数字や記録に残ることはきちんと

という公務員(事務方)出世の大原則と、

・とにかく論文数が全て

という大学教員出世の大原則のいずれにも乗れそうにない私…
これは、全国の国際交流室講師の共通の悩みではないかと察しております。


そんな寂しい12月(勤務評定の季節)に、小さな幸せが一つ。

事務の上の方が良い顔してくれない状況で誰も協力してくれないのでは、と恐れていた年末バザー。

「古いものでも良いですか?」とためらいながら、ギネスのグラス一個を丁寧に洗って箱に入れて、
どこかの研究室の秘書らしき方がわざわざ届けに来てくださいました。

「きっと売れますよ!万一売れなくても私が買いますから!」と大喜びでいただきました。
他の若い事務員さんからも、「着なくなった服にアイロンかけて持って行きます」とメールが来ました。

いつも先輩や上司には決して良い顔をされなくて後輩や教え子さんにばかり支持されてきた損なキャラ。
どうやら一生引きずりそうです。