柿渋でなんちゃって古民家

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長らく工事現場状態で放置していた1階リビングの天井と壁ですが、まず梁と桁に柿渋で着色することから作業を再開しました。

もともとただの2階床梁なので、表し用の構造材ではなく、鉋もかかっていません。そのままではあまりに「工事中」なので、古材風の色にして誤魔化すことにしたのです。しかし仕上げをしていない木材なので、表面の凹凸が激しすぎ、刷毛では全く染み込んでくれません。柿渋は、ペンキと違って粘度のないサラサラな液体なので、塗れずに垂れるばかりで、イライラ・・・。サンダーで表面を滑らかにすることも試みましたが、上を向いての作業のあまりのシンドさに挫折。(粉塵がふりかかってくるぅ~)

試行錯誤の結果、水で2~3倍に薄めてスプレーで重ね塗りするのがベストだということが判明!ただし垂れずにどんな角度でも噴射できるちゃんとしたスプレー瓶が必要で、無印○品や100均のスプレー瓶ではダメだったので、ホームセンターまで走りました。(498円)。着色用の色の濃い柿渋と、仕上げ用の通常の柿渋(いずれも天然100%)で、合計4~6回塗りました。梁3本と桁1本で、400mlの柿渋(980円)を合計3本使いました。

柿渋が木材や室内環境に良いことは周知の事実ですが、ペンキやオイルステインでは絶対に出ない枯れた和風の色合いにも驚き!欧州民家風の白壁にしてバタ臭い油絵をかける予定だったのに、どうしましょう…?主人など、「築180年の古民家みたいだなあ!」と喜んでいます。

騙されやすい人だなあ~^_^;