学問を志す者たちへ

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偉そうなタイトル書いちまったな~

夏は第一の院試シーズンです。今日も職場では修士課程の入試が行われており、なんとなくシ~ンとして緊張感が漂っています。もちろん私は入試関係の仕事には「お呼びでない」のですが、海外からの志願者のお世話は私の担当。大使館推薦の国費留学生選考がすでに始まっており、各国からの様々な問い合わせに回答しています。

私費留学生の場合は、日本語の募集要項を読み、日本人と全く同じに入試を受けなければなりません。一度入ってしまえば、研究も論文執筆も全部英語でOKなのに、ご苦労様なことです。行く行くは英文の願書を作らなあかんやろな~などと思いつつ「募集要項」を読んでいたら、「さすがはこの学校!」と呆気に取られるような記述を見つけました。

『(前略)理学研究科は、博士後期課程学生として以下のような出願者を広く募集する。
1.自由を尊重し、既成の権威や概念を無批判に受け入れない人。・・・(後略)』

おおぉ~。私も、この第一項目だけなら合格???

本研究科には、「真理の前に上下なし」の理念の下、「先生」という言葉を使わない習慣もあります。教授から学生まで、お互いを「○○さん」と呼び合っているらしいのです。ええーっ!!!ここへ来て3ヶ月以上経ちましたが、この習慣にだけはとても馴染めそうにありません。こんな偉い人達をつかまえて、「○○さん」なんて呼べるかいな・・・

(写真は、日本最古の公立学校・岡山県備前市閑谷学校にて、儒学講習を受けている小学生達。本学研究科とは関係ありません)