自動車について言いたい放題

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フル装備キッズコーナーのあるディーラーさんで修理を待っています。ご高齢でそろそろ危ないな~と思っていたセルモーターが、ついにお亡くなりになったのです。 販売店なので、優雅にコーヒーなどいただいていると、新車の宣伝に営業さんがやって来られました。通常なら「ハイハイ」と愛想良く聞き流しておればよいのですが、今日は日頃の鬱憤が爆発し、気の毒な営業さんに言いたい放題をしてしまいました。営業さんには何の落ち度もないのですが・・・。

悪いのはメーカー(フォルクスワーゲン)、そして日本の自動車市場(消費者)です。私の勘に触ったのは、新型ゴルフが全て3ナンバーになったということです。ゴルフ4から、全部サイズが一回り大きくなったのです。ちなみに私のは11年前のゴルフ3ワゴン。もちろん5ナンバーのカローラ的なサイズ。でもサブロク板(182cm x 91cm)も中に積めるし、軽トラ代わりに現場に通ってたほど、荷物はドッサリ積めます。

「私は小さめの車体が好きなんですよ~」と断りに入った私に「大きいほうが居住性がヨロシイので『主流』になっております」などと言ったのが地雷を踏みました。「そういう自分さえ良ければいいという車選び、流行に流されたような車選びが大嫌いなんです。こんな狭い道ばかりの町(村)で馬鹿デカイ車を乗り回している方の気が知れません。道の端に寄せることも、駐車場の枠内に停めることもできないような初心者の方に限って大きな車に乗っておられます。1BOXやSUVや大型外車の流行が早く終わらないかと、ここ数年、頭を痛めているんです!」とんだ八つ当たり攻撃に面食らったのか、営業さんは早々に退散していかれましたが、本当は私の怒りをメーカーにも伝えてもらいたかったです。

ここ数年のVW社の高級化・大型化路線は非常に苦々しく思っています。フォルクスワーゲンと言う社名を何だと思っているのでしょうか?(VOLKS=大衆、WAGEN=車)。狭い道と自分勝手なドライバーが多いのは日本(大阪)の特殊事情かもしれませんが、不必要に大きな車で余計なCO2を排出しないという心がけは全世界共通ではないのでしょうか?

フォルクスワーゲンともあろう会社が日本のアホ市場に迎合するとは情けない。だいたい、いつから自分をメルセデス・ベンツBMWと勘違いしてるんでしょう?一方のメルセデス・ベンツは安っぽいちっこい車を売り出してるし、もうわけわからん!

VW社のほとんどの部品がアセンブリ入荷(=消耗品一つで周辺全部まる取っ替え)で、必要な部分だけの修理をさせてくれないことについても、かねがね疑問を持っていました。「環境配慮という会社のPRは本気ですか?」とVWジャパンに苦情を言ってみましたが、案の定、納得の行く回答はありませんでした。開発者の方に誰か伝えてください。創業当時の哲学を失い市場原理のもとに墜落した企業のひとつとして、アップルコンピュータ無印良品に続き、VWも加えなければならないようです。

私は自分の「化石」ゴルフ3をエンジンが潰れるまで乗り倒します。(勿論、地球のためにはなるべく乗らないに越したことはないのですが。そしてこれが潰れたら、次は荷物がドッサリ積めて余計な装備のついていない軽自動車を探します。どなたかそれまでに、高速を安定走行できて乗り心地の良い軽自動車を開発してくださ~い!!!

ちなみに京都には今でも「3ナンバーお断り」の駐車場が結構あります。1BOXの入らない立体駐車場が多いのも、過密都市ですから当然です。最近京都では、景観条例で建物の高さ制限が厳しくなりましたが(不動産業界大騒ぎ)、一緒に街中を走る車の高さも制限してもらいたいと、私は本気で願っています。

流行の大きなお車の方、くれぐれも京都にお車でお越しになりませんよう、心よりお願いします。